この一連の1Aシリーズはその表面に施された紋様の形、色によって識別されるこのシリーズでは珍しいスタイルをとります。竹籤を螺旋状に回してその上に和紙を貼り卵形の回転体を形成、それをピンと張る様に細いワイヤーを組み合わせて構成されています。ワイヤーは互いに相手を支えながら三本足に収束し小さなまるで線香花火の玉の様な先端で着地します。このシリーズの最も原型と言える回転体の提灯を張る構成です。
1AT(タンジェリン)、1AG(グレー)、1AY(イエロー)はそれぞれ色違いになります。ブラック色もシリーズ全体で唯一の色になります。その色が全面に施された中に3つの抜型をもち色のない和紙の状態から光が漏れます。その3面の顔は日本古来の紋様をアレンジした独特なもので置き方の向きによってさまざまな表情が現れます。その一つ大きく抜かれた面が背面に来るときはそこが壁を照らすため必然的に照明器具の周囲が薄っすらと明るくなり逆光を背景に置かれているような見え方になります。他の色と異なりブラック色の塗装のかすれた箇所から漏れる光は独特の錆びついた気配があります。
- 2021年2月より、「プルスイッチ」から「コード中間スイッチ」へ変更となりました。
- 2022年10月1日以降の出荷分より、テーブルスタンド及びフロアースタンドに使用しているキーレスソケットコードのネジを樹脂製から金属製に変更となります。
※写真は、変更前(左)と変更後(右)の比較です。
プロダクト仕様
品名 | スタンドライト 1AB/イサムノグチの照明 AKARI |
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品番 | 1AB |
素材 | 和紙、竹ひご、鉄 |
サイズ | W26×H43cm |
付属品 | 40W形相当 LED電球 |
製造 | 日本製 |
備考 | 組み立てが必要です |
光の彫刻
「AKARI(あかり)」と名づけられた照明の彫刻はイサムノグチと、岐阜の伝統的産業である岐阜提灯との出会いの中から1952年に創り出されました。日本固有の美しい工芸品を見事に現代に蘇生させたとして、たちまち世界中から注目され、日本グッドデザイン賞の受賞やニューヨーク近代美術館に収蔵されたのをはじめ、各国の家庭やオフィスで広く愛用されています。
スタンドライト バリエーション
イサムノグチの照明 AKARI プロダクト一覧