都内のマンションにお住いのお客様です。
情報発信基地も兼ねるその仕事場に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」および脚板をスチールパイプに変更した「Shelf アンダーカウンター本棚」を並べてお使いいただいています。バルコニーに面したテラス窓に直行する形で窓を残し、更にテラス戸のカーテンの引きだまりをカウンター天板を加工することにより、使いやすく邪魔にならない形で配置されています。
室内のベースライト、リングライト、マイク等の専用機材に囲まれ壁面収納としての本棚と机上面を広く確保されたワークデスクをフルにお使いいただいてます。
広いワークスペースを確保する
机の上を広く使いたい場合、特にインターネットを活用した情報発信のメインステージとしてご利用になる場合、PCのディスプレイ、キーボードに加え、マイク、照明、書見台などの撮影機材も必要となります。そのため、これら以外の物はすべて机上に置かないことが理想的です。このようにして机のスペースを最大限に活用するためには、使用しない書籍や資料の収納方法が重要になります。机を広く使うためには、これらの収納をデスク下に設けることが不可欠です。
デスク下の収納方法には主に二つのアプローチがあります。一つはキャスター付きの移動式本棚を机の下に配置する方法で、もう一つはデスクの天板から吊り下げる形のツールを用いる方法です。しかし、後者は主に簡単な筆記具等の一時的な収納に適しており、根本的な解決にはなりません。一方、移動式本棚を机の下に収納する方法では、椅子に座った状態の横に配置するのが最適ですが、この場合の収納量には限界があります。
カウンター付き本棚の発展形
カウンター付き本棚が開発された際の基本的なコンセプトは、本棚の棚板を前面に延長し、それを机として活用するというものでした。本棚は机上部分も机下部分もそのまま利用する設計です。しかし、問題となるのは、机に座った時に足の邪魔にならないかという点です。机に向かって作業する際、足を組んだり、投げ出したりすることがよくあります。その際に机下の本棚が足の邪魔にならない距離を確保する必要があります。
同時に、机上で作業する際に本棚があまりに遠すぎると、資料を取り出すのに支障をきたします。これらの相反する要求を満たすために、最適な距離を慎重に計算し、机面としてのカウンターの出寸法を550mmと定めました。この寸法は、作業の快適さと本棚の機能性を両立させるために決定されたものです。
アンダーカウンター本棚は、従来のカウンター付き本棚から机上部分の本棚を取り払い、広い机上面を確保したデザインです。これにより、机下の棚と広い机上面を有効に活用できます。この設計は、デスク下の収納量を確保しつつ、脚を組んだり伸ばしたりするための十分なスペースを提供します。そのため、アンダーカウンター本棚は、広い作業スペースと効率的な収納を両立させる最もコンパクトなツールとして最適です。
本件ではそのアウダーカウンター本棚のカウンターを支える縦板の替わりにスチール脚を使用し更に足元を広くお使いいただいています。
情報発信をする上で机上面を広く確保するのは必須項目です。それは必要な資料等を全て机下に収納することが出来るために得られた空間と言えます。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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