都内のマンションにお住いのお客様です。
リビングダイニングのややもするとデッドスペースになりがちなコーナーアルコーブに「Shelf アンダーカウンター本棚」を設置いただきました。カウンター上部には壁との間に配線タップを隠すための低い隔て板を設置し、カウンター面が常に広く片付いた状態でお使いいただいてます。
アルコーブをワークスペースに
アルコーブとは、部屋の一部が奥まったスペースを指します。最近では、マンションの玄関が廊下に対して奥まっているスペースを意味することが多いですが、本来のアルコーブは、部屋の一部でありながら独立した空間として機能するスペースです。
マンションの入口にあるアルコーブは、外部からの視線を遮るとともに、玄関扉の開閉時に廊下を通行する人との重なりを防ぎます。また、一定の広さを持つアルコーブは、他の住人にほとんど干渉されることなく、有効な空間として活用できる柔軟なスペースでもあります。このように、アルコーブはプライバシーの確保とスペースの有効活用を同時に実現する設計要素となっています。
室内にアルコーブがある場合は、居住空間に凹凸が出来るため特にその凹となる部分の奥が他からは見えないと無限の広がりを彷彿させ独特の雰囲気を作ります。たとえそこが浅くても壁を窪ませたアルコーブは様々な仕掛けを用意することが出来ます。本件ではリビングのアルコーブにワークデスクとしてアンダーカウンター本棚を設置いただいたケースです。
アンダーカウンター本棚は机下に様々なものが収納できるため机上が散らからずリビングの一角にあっても違和感がありません。本件でも机下収納棚と合わせてオーダーでプリンター台もご用意して同じく机下に並びキャスター付きなので必要に応じて引き出してきて使えるようになっています。
アンダーカウンター本棚のデスク面の奥には横長のペンスタンドが作られています。そこには文具だけでなく本も並べられワークデスクトップに一切の物が置かれない清楚な場を作っておられます。ちなみにここに空いている丸穴は配線用のものでここっを通してPC関連のケーブルを机下に通すもの、それが複数個あることで実用性を兼ねたデザインになっています。
机下収納
アンダーカウンター本棚はその上部が広く使えるというメリットがある反面当然ながらそこに期待されていた収納量が減るというデメリットもあります。しかし本件の様に、もし机下にあるこれらの書類がなんらかの違う収納に収められていたとしたら部屋は全く違った様相になっていたと思えます。プリンターを載せたプリンターワゴンのサイズもまた絶妙です。
プリンターとその台の詳細です。必要に応じてプリンターを引き出仕入れできる、空間を有効に使いながらコンパクトな構成を実現されています。
プリンターとその台を手前に引き出したところ。自宅では頻繁に使う事のないプリンターですが必要不可欠であるため、この様な必要な時に取り出せるという手段が効果的と言えます。
コンセント類も面状に切り抜くことによって支障なくお使いいただけます。
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SERIES21
机下収納
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