レコードジャケットを飾るためのフレームの選び方

レコードジャケットを飾るためのフレームの選び方

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近年、アナログレコードの人気が再燃しています。マルゲリータで扱うアナログレコード関連商品(収納棚、専用袋など)も以前から根強い人気を誇っており、自室で音楽を楽しみたいという方から、DJを職業としている方、レコード好きの集まる喫茶店などさまざま幅広い方にご利用いただいています。

レコードは、その音を楽しむだけでなく、カバージャケットをインテリアとして活用するというもう1つの楽しみ方があります。ジャケットサイズの小さいCDや近年主流のストリーミングにはない音楽の楽しみ方です。その音楽の世界感を表すジャケットを通して、音楽の世界を目で楽しむことができます。

ここでは、レコードジャケットを飾るためのフレームを選ぶ際のポイントや、マルゲリータのプロダクト「FRAME LPレコードジャケットフレーム」を使い、レコードジャケットをインテリアに活用されている事例を紹介します。

フレーム(額縁)選びのポイント

レコードジャケットを美しく飾るためのフレームは安価なものから高級感あるものまでさまざまなものがあります。希望の位置に正確に取り付けができ、レコードを美しい状態で保管し飾りたい、という方は以下のポイントを抑えて選ぶといいでしょう。

ジャケットや部屋の雰囲気を損なわないデザイン

まず、室内の雰囲気やジャケットそのもののデザイン性を損なわないフレームを選ぶのがポイントです。ジャケットのデザイン性を活かすだけでなく、部屋のインテリアに馴染むフレームを選ぶことをお勧めします。

正確な位置の取り付けができる仕様

一般的な背面の紐で吊り下げるタイプのフレームは、意図した位置に正確に飾る事が難しく、また吊るした際に若干ジャケットが前に傾いてしまいます。背面の紐が見えてしまったり、紐が緩んでくると位置が変わってしまうこともあります。正確な位置に飾りたいという場合は、吊り下げ方ではないフレームを選ぶことをお勧めします。

また、賃貸住宅の場合、飾る壁の仕様や、傷がつかないかも確認が必要です。釘やビスを使うことなく、安全に設置できるフレームを選ぶ必要があります。壁に傷がつかない仕様のフレームであれば、家具の移動などとあわせ、自由にその配置を変えることもできます。。

ジャケットを傷めず、美しく飾る

ジャケットをほこりや汚れから守りたいという場合は、ガラス付きのフレームもあります。ジャケットはその素材や質によっては、湿度で中央がたるみフレームが外れてしまう可能性があります。また、海外製の薄型ジャケットはサイズが少し小型のため、表面のカバーなしで飾るとフレームから外れてしまうため、ガラスつきフレームを選ぶことでジャケットの微妙なサイズを気にせずにフレームに納めることができます。(ガラス表面の反射が気になる場合は、無反射ガラスのものを選ぶことで光の映り込みを抑えることができます。)

また、固定の際に強い締め付けが必要なものや、金具で固定するようなものは、レコードジャケットそのものに傷をつけてしまう可能性もありますので、注意しましょう。

レイアウトや位置にこだわってレコードジャケットを飾る

レイアウトや位置にこだわってレコードジャケットを飾る

こちらは、アップライトピアノやアンティークなオーディオ装置が置かれた部屋の壁に、「FRAME LPレコードジャケットフレーム」を使ってレコードジャケットを飾っています。隣に並んだ緑を望む窓とほぼ同じプロポーションの2連タイプです。

こちらは同じ部屋で、ピアノの前に飾られたレコードです。4枚のジャケットが縦横均等に配置されています。

マルゲリータの「FRAME LPレコードジャケットフレーム」では、壁に取り付けたフックにフレーム本体を取り付けるため、思い通りの場所に展示することができます。直接本体を取り付けることで、背面の紐が見えたり、緩んで位置が変わってしまう心配もなく、フレームが壁に密着するため傾くことなく飾ることができます。

意図した位置に正確に設置でき、フレームが傾斜しないことから美しい展示が叶うため、窓や他の家具とのバランスを考え、正確な位置に飾りたいという場合にお勧めします。

また、軟弱な石こうボードに強力に固定することができ、取り外した際にも跡が残りづらく、賃貸住宅でも気軽に飾ることができるのが特徴です。(ピンを固定用するためのプラスチック製の取り付け補助具も付属しており、7キログラムまでの耐荷重性能を備えています。)

インテリアの雰囲気を壊さず、レコードジャケットを飾る

インテリアの雰囲気を壊さず、レコードジャケットを飾る

落ち着いた雰囲気の音楽喫茶の店内に、「FRAME LPレコードジャケットフレーム」を用いて、ジャズやロックの名盤のジャケットを飾っています。無垢材(ウォールナット)に自然塗装を施したフレームが、ジャケットを際立たせるように縁取っています。

ウォールナットは、その美しい木肌から高級家具や楽器などにも用いられる素材です。一般的にダークブラウンの木材というイメージがありますが、実はその半分が白っぽい色をしています。「FRAME LPレコードジャケットフレーム」では、落ち着いた色合いの濃い部分だけを選別して使用し、飾るものを際立たせるシンプルで落ち着いた雰囲気を作りだしています。

海外製の安価なフレームの普及により貴重となった国内職人による手作りの額縁

FRAME LPレコードジャケットフレーム」は、「倹飩(けんどん)式」という仕組みでつくられています。枠組みの内側上下に溝を掘り、その溝にはめ込むかたちで枠内にジャケットを納めます。無理に締め付けたり金具を用いて固定することがないため、レコードジャケットを傷めずに納めることができるのが特徴ですが、その寸法決定と製作時の精度は厳密に要求され1mmの狂いが使用時にかなり影響します。極めて高い精度が求められる組み方です。

かつては国内にも木製額縁の工場が多数ありましたが、海外の安価なアルミや樹脂フレームの普及により国内の額縁生産は衰退の道をたどっています。国内生産の木製額縁も貴重なものとなりました。

FRAME LPレコードジャケットフレーム」は、古くから書道文化が盛んで額縁の産地として栄えてきた歴史を持つ、広島県府中市の木工職人の手によって1つずつ作られています。木工職人たちがこの地で長きにわたって培ってきた額縁製造の技術が、この高い精度が求められるプロダクトづくりに活かされています。

お気に入りのレコードジャケットや、思い入れのあるコレクションなど、インテリアとしてレコードジャケットを楽しみたいという方は、そのフレーム選びにもこだわってみてはいかがでしょうか。


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FRAMEシリーズ / 木製額縁。写真や絵を飾るフレームからCDやレコードを飾るジャケットフレームまで。

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