千葉県にあるニュータウンの一角のマンションにお住まいのお客様です。「Shelf デスク付き本棚」「Shelf カウンター付き本棚」「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を設置いただきました。
「Shelf デスク付き本棚」デスク付き本棚はそのデスク部がお客様自作のガラス天板のPCデスクに繋がります。この延伸の仕方は珍しく、長いデスクの端部に座って本棚までの長い距離を見通す形になります。長手部分に普通に座って成り立つスタイルを敢えてこの様な形で使っておいでです。
3つの本棚に囲まれる形で中央にテーブル型自作PCが配置され、その一部にデスク付きカウンターが接続されています。この細長いデスクは、室内の中心を一直線に貫く位置にあります。書斎としてのワークエリアはこのデスクの端にあり、短いながらも室内全体を見渡せる場所に位置しています。一見すると不思議な書斎レイアウトですが、機能的に優れた配置となっています。
ロータイプ本棚
窓下の腰壁部分には「Shelf ロータイプ本棚」の2段タイプが設置されています。この本棚の全てのセルには「本棚の中の棚」が使用されており、A5サイズの書籍が隙間なく収納されています。また、この本棚の天板と窓の間には約10cmの腰壁が残っており、そこをPC関連の小物の仮置きスペースとして活用されています。
哲学と書籍
哲学とはさまざまな物事の“本質”をとらえようとする行為です。物事の絶対的に正しい本質というものは存在しなく、人によってさまざまな考えがあります。ある意味それは相対的なもので対話をすることで共通理解に近づき、理解し合えることも出来ます。
現代は、相対主義の時代。つまり、世界には絶対的に正しいことなんてなく、人それぞれの見方があるだけだという考えが、広く行き渡っている時代です。相対主義というのは即ち比較です。比較することにより共通理解に近づく気になります。しかしそれは絶対的な正しい本質とは違うもので、常に比較検討をしながら本質に近づこうとする行為そのものが哲学であると言えます。あくまでも、できるだけ誰もが納得できる本質的な考え方、そうした物事の“本質”を洞察することこそが、哲学の最大の意義です。更に哲学にはその前段である宗教から始まって人類の歴史に匹敵する長い歴史があります。そうなると哲学書というものは数冊で勉強する様な学問では到底なく多くの思考が同時代に存在し、しかもそれが時間軸の分だけあるとなると莫大な数のデータの中を泳ぐ様な事です。しかも「ワード」ではなく「考え方」であるためデジタルでの検索という行為が難しいジャンルでもあります。
学問の本質が「事実」の積み重ねではなく「考え方」の比較である、この事がかように膨大な書籍を生み出しています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
機内サービス用ワゴンを模して開発されたキャスター付き収納。移動、配置が容易。
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