都内のマンションにお住まいのお客様です。お住まいの書斎は明るく爽やかで、現代的な中にも和のエッセンスを感じさせる空間です。その軽やかな雰囲気に応えるように、3台の本棚が室内の三方を取り囲むように配置されています。中央の障子を中心に、両側の壁には「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置。また障子を正面に見据える壁には「Shelf ロータイプ本棚 移動式」が置かれています。この背板のない本棚越しに障子が部分的に透けて見え、柔らかな自然光が和紙を通して緩やかに室内へと注ぎ込みます。拡散された光と、透けて見える障子の重なりが、この空間に奥行きと軽やかな空気感を与えています。





ミニマルな室内の構成
障子と淡い色調のフローリングによって構成されたこの室内には、極力ほかの要素が入り込めない独特の雰囲気があります。その中に、両側の壁面を埋めるように同じタイプの本棚が向かい合って置かれ、最下段には「キャスター付きの収納ボックス」が並び、隠す収納としてこのミニマルな空間を支えています。本棚には建築関連の専門書が収められており、キャスター付き収納ボックスが最下段に整然と並ぶことで、混乱を見せない収納としてこのミニマルな空間に寄与しています。

一方で、向かい合う本棚は、一方が天井までの高さがあるタイプで、もう一方が梁下に収まるタイプとなっており、それぞれ異なる高さで構成されています。しかし、全体の水平ラインが揃えられ、最下段にはキャスター付き収納ボックスが並ぶほか、その前面に設置された「Shelf ロータイプ本棚 移動式」と相まって、空間全体にまとまりとバランスが生まれています。






「Shelf ロータイプ本棚 移動式」には、装飾的な役割も備わっています。その上に置かれた「Piega CLIP ブックスタンド」などのオブジェクトは、背後にある障子から差し込む柔らかな光を背景として、部屋に入った瞬間にそのシルエットが印象的に目に入ります。この繊細な光と影の演出がミニマルな空間に於ける視覚的なアクセントとなっています。








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