都内の高層マンションにお住まいのお客様、お住いのリビングに「Shelf 開口部のある本棚」を設置いただきました。この本棚は、リノベーション工事に合わせて壁面を最大限活用し、梁下いっぱいに設置されました。室内全体のインテリアと調和するカラーリングとデザインが特徴です。

インテリアとの統一感を追求
リビング全体の色調は、カーテンや家具などの調度品と調和するよう綿密に計画され、ダークブラウンを基調とした落ち着いたトーンで統一されています。この絶妙な配色は、高層マンション特有の強い陽光が差し込む室内にも美しく映え、空間全体に洗練された印象をもたらします。特に、リノベーションと連動した設計により、家具と空間が一体となった統一感のあるインテリアが実現されており、住まい全体の完成度を高める重要な役割を果たしています。


大型TVの設置
本棚の中央に設けられた開口部には大型TVが収まり、リビングの視覚的な中心としての役割を果たしています。ダークブラウンを基調とした色調がTVと本棚を一体化させ、統一感のある洗練されたデザインを演出しています。

ディスプレイエリアの活用
開口部の周囲には複数のセルが配置され、書籍やインテリア小物を美しくディスプレイできるスペースとして活用されています。これにより、収納としての機能性と装飾性が融合し、空間に洗練された表情が生まれています。高層マンションならではの強い陽光が差し込む環境においても、ダークブラウンを基調とした色調が光と影のコントラストを際立たせ、昼間はシャープで洗練された印象を、夜間には落ち着いた趣のある空間を演出します。







マルゲリータ本棚の塗装方法と注意点
マルゲリータの本棚は、シナランバーコア合板で作られ、縦材と横材を嵌合する設計が特徴です。これまでも何回か本棚を塗装に関してはその注意点を記載してまいりましたが、ここで再度塗装方法に関する特徴と注意点を解説します。
- 部材の段階で塗装する
この方法は、部材がまだ組み立てられる前に塗装を施すもので、以下の利点と課題があります。- メリット
- デメリット
- 対策
- 組み立てた後に塗装する
本棚を組み立てた後に塗装を行う方法です。- メリット
- デメリット
- 対策
シナ合板の特性を活かした塗装の工夫
シナ合板は、ヤニが出ないためシラー処理が不要で、直接塗装が可能です。この特性を活かすことで、以下のような仕上がりが期待できます。
- 木目を活かす自然塗料の使用
自然塗料を用いることで、美しい木目が引き立つ仕上がりとなり、インテリアとしての高い価値を提供します。 - 塗装工程の効率化
余分な下処理が不要なため、作業効率が向上し、短期間で高品質な仕上げが可能です。
部材の段階で塗装する場合は、仕上がりの美しさを重視したい方に最適ですが、嵌合部分への塗料の付着には細心の注意が必要です。一方、組み立て後に塗装する場合は、嵌合の問題を避けたい場合に適していますが、作業環境と道具の工夫が成功の鍵となります。どちらの方法を選択するかは、作業環境や求める仕上がりの質によって決まります。シナ合板の特性を活かしながら、最適な方法を選び、高品質な仕上がりを目指しましょう。



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