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リノベーションに伴い落ち着いたトーンで構成 Shelf 壁一面の本棚 奥行350

【File 917】リビングボード - Shelf 開口部のある本棚 - マルゲリータお客様事例

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都内の高層マンションにお住まいのお客様、お住いのリビングに「Shelf 開口部のある本棚」を設置いただきました。この本棚は、リノベーション工事に合わせて壁面を最大限活用し、梁下いっぱいに設置されました。室内全体のインテリアと調和するカラーリングとデザインが特徴です。

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インテリアとの統一感を追求

リビング全体の色調は、カーテンや家具などの調度品と調和するよう綿密に計画され、ダークブラウンを基調とした落ち着いたトーンで統一されています。この絶妙な配色は、高層マンション特有の強い陽光が差し込む室内にも美しく映え、空間全体に洗練された印象をもたらします。特に、リノベーションと連動した設計により、家具と空間が一体となった統一感のあるインテリアが実現されており、住まい全体の完成度を高める重要な役割を果たしています。

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大型TVの設置

本棚の中央に設けられた開口部には大型TVが収まり、リビングの視覚的な中心としての役割を果たしています。ダークブラウンを基調とした色調がTVと本棚を一体化させ、統一感のある洗練されたデザインを演出しています。

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ディスプレイエリアの活用

開口部の周囲には複数のセルが配置され、書籍やインテリア小物を美しくディスプレイできるスペースとして活用されています。これにより、収納としての機能性と装飾性が融合し、空間に洗練された表情が生まれています。高層マンションならではの強い陽光が差し込む環境においても、ダークブラウンを基調とした色調が光と影のコントラストを際立たせ、昼間はシャープで洗練された印象を、夜間には落ち着いた趣のある空間を演出します。

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マルゲリータ本棚の塗装方法と注意点

マルゲリータの本棚は、シナランバーコア合板で作られ、縦材と横材を嵌合する設計が特徴です。これまでも何回か本棚を塗装に関してはその注意点を記載してまいりましたが、ここで再度塗装方法に関する特徴と注意点を解説します。

  1. 部材の段階で塗装する
    この方法は、部材がまだ組み立てられる前に塗装を施すもので、以下の利点と課題があります。
    • メリット
      • 仕上がりが美しい
        塗料が均一に行き渡り、塗り残しがほとんどなくなるため、非常に高品質な仕上がりが得られます。
      • 塗料の効率が高い
        必要な部分に塗料を効率よく使えるため、無駄が少なくなります。
    • デメリット
      • 嵌合部の課題
        嵌合部に塗料が付着すると、組み立てが難しくなる場合があります。特に、厚みのある塗料や木目を消す白い塗料を使用する際には、嵌合部分に塗料が付かないよう注意が必要です。
    • 対策
      • 自然塗料系の薄い塗膜を使用し、嵌合部分の内側は塗料が付着しないようにマスキングなどで保護します。作業を慎重に進めることで、嵌合の問題を防ぎながら、高い仕上がり品質を実現できます。
  2. 組み立てた後に塗装する
    本棚を組み立てた後に塗装を行う方法です。
    • メリット
      • 嵌合部の問題が回避できる
        組み立てた後に塗装するため、嵌合部分が塗料で干渉する心配がありません。
    • デメリット
      • 塗装作業の難易度が高い
        組み立て後は各コマの内部を塗装する必要があり、刷毛やローラーの使用が難しくなります。また、上向きの塗装作業が多くなるため、姿勢的な負担が大きくなります。
      • 塗料の効率が低下
        作業姿勢や内部構造の影響で、塗料の歩留まりが悪くなる可能性があります。
      • 隅部分での硬化リスク
        隅に塗料が硬化すると、仮止めのような状態になり、将来的な解体が困難になる可能性があります。
    • 対策
      • 自然塗料を使用して木目を活かしつつ、薄く均一な塗膜を心掛けます。また、塗装作業を進める際には、小型の刷毛やスポンジなどを使用し、塗料が行き届くよう工夫します。

シナ合板の特性を活かした塗装の工夫

シナ合板は、ヤニが出ないためシラー処理が不要で、直接塗装が可能です。この特性を活かすことで、以下のような仕上がりが期待できます。

  1. 木目を活かす自然塗料の使用
    自然塗料を用いることで、美しい木目が引き立つ仕上がりとなり、インテリアとしての高い価値を提供します。
  2. 塗装工程の効率化
    余分な下処理が不要なため、作業効率が向上し、短期間で高品質な仕上げが可能です。

部材の段階で塗装する場合は、仕上がりの美しさを重視したい方に最適ですが、嵌合部分への塗料の付着には細心の注意が必要です。一方、組み立て後に塗装する場合は、嵌合の問題を避けたい場合に適していますが、作業環境と道具の工夫が成功の鍵となります。どちらの方法を選択するかは、作業環境や求める仕上がりの質によって決まります。シナ合板の特性を活かしながら、最適な方法を選び、高品質な仕上がりを目指しましょう。

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