奈良県天理市の泌尿器科「うえつきクリニック」様の待合室に、「Shelf 開口部のある本棚」を設置いただきました。



3×3コマの開口部内には、大型TVモニターが背後の壁に掛けられる形で配置され、その開口部内に収まり、モニターは周囲の空間と一体化しつつ視覚的なインパクトを与えています。

また、他のセルにはすべてオブジェが置かれ、さまざまな形状や素材感が空間にリズムを加えています。待合スペースにいる間も視覚的な楽しみが得られ、飽きのこない居心地の良い環境になっています。モニターとオブジェの配置のバランスが、この空間に動きと統一感をもたらしています。
本棚は、壁面に沿う形で側板の位置が綺麗に揃えられ、まるで造作家具のように室内に馴染んだ姿で存在、その一体感のあるデザインは洗練された印象です。




また、すべてのソファが本棚に向かって配置されているわけではなく、本棚自体が室内の中心的な役割を担う配置にはなっていません。このフットワークの軽いレイアウトによって、本棚は空間の一部として自然に溶け込み、クリニック全体の雰囲気を柔らかく、心地よいものにしています。
機能を果たすだけでなく、一部のコマや天板の上には観葉植物や置物が置かれており、簡素な室内デザインと呼応する形で空間にアクセントを加えています。









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