都内のマンションにお住いのお客様です。そのリビングダイニングの壁2面にそれぞれ「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」及び「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」を向かい合う形で置かれています。
生活空間の中心に書斎を配置することで、仕事や読書といった知的活動が日常生活の一部として自然に組み込まれる環境が実現されています。家族の動線や生活リズムの中に書斎が溶け込む形を取りつつ、独立した機能的な空間が確保されています。在宅での仕事や学習が一般化している現代において、書斎がリビングやダイニングと連続する形で設置されているため、仕事や作業を始める際に特別な「ON」への切り替えを意識することなく、スムーズに取り組むことができます。
また、一見すると常に緊張感を伴う作業環境のように見えますが、この構成にはむしろリラックスした雰囲気で仕事や作業を行える要素が取り入れられています。例えば、陽光が差し込む窓際にデスクが配置されているため、視線を外に向けることで自然と気分転換が図れるようになっています。さらに、家族の気配を程よく感じられる場所に書斎があることで、孤立感を感じることなく、集中力を維持しやすい環境が整えられています。
生活と仕事がシームレスに繋がる空間構成は、切り替えのストレスを軽減しながらも心地よい在宅ワークの環境を提供します。リビングや他の生活スペースとの一体感を保ちながらも、必要に応じて集中できるエリアが確保されているため、効率性と居心地の良さを両立することが可能です。さらに、書斎の配置は視覚的にも空間全体の広がりを強調し、住空間をより開放的で洗練された印象に仕上げています。
壁面と本棚の前面を揃える
さらに、縦材の上部、天井に接する箇所にはフィラー板を挿入し、各縦材が天井に突っ張る形になっています。本棚自体は背後の梁型に合わせて切り込みを施し、前面に出る本棚の木口がそのまま天井まで伸びる形です。また、本棚全体が柱型に合わせて後方に引き込まれているため、その木口面が隣接する壁面と揃い、一体感を生み出しています。窓面から左右対称に伸びる壁面がそのまま本棚の面へと切り替わり、フラットな面を構成することで、室内に凹凸が生じない綺麗な仕上がりを実現しています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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