都内のマンションにお住いのお客様です。そのリビングからスライドドアを通して一体化する書斎に「Shelf デスク付き本棚」を設置いただきました。
本棚部分は梁型に合わせて欠き込まれ、更にその縦材の室内側にフィラー板を挿入、そこを介して天井面に突っ張る形で設置されています。
デスク部分を延伸する
本棚と直交する長いデスクを組み合わせたL字型の配置は、限られた空間を最大限に活用しながら、機能性と安全性を兼ね備えたワークスペースを実現しています。デスク部分は本棚に接続することで一体感が生まれるだけでなく、全体として安定するため、その耐震性も必然的に向上しています。また、デスクの長い天板部分には中間にスチール脚材を配置することで、撓みやたわみを抑え、使用中の安定性が高まります。
デスクは2人が同時に使用することが可能となり、親子や夫婦での共同作業や学習にも対応、また、L字型のレイアウトは作業動線を効率化し、物の取り出しや収納がしやすくなるとともに、空間全体の見た目にも統一感を与える役割を果たしています。このように、快適性、機能性、安全性がバランスよく調和した構成により、家族が共有する空間としても個人の集中作業スペースとしても優れた環境が整えられています。
L字型の配置
デスク部分の延伸先は室内の窓に面しており、自然光が差し込むことで、窓に向かって配置された机が静かで落ち着いた読書や作業に最適な環境になり窓からの景色を楽しみながら作業できるだけでなく、自然光を取り入れることで室内全体が明るく感じられ、作業の効率や集中力を高める効果も得られます。
この「Shelf デスク付き本棚」を導入することによって、本棚と机が占有する床面積を最小限に抑えながらも、L字型に囲まれた広いスペースが確保できます。このL字型の構成により、本棚と机が一体化して効率的に空間を利用しながら、機能性とデザイン性の両立が実現されています。また、L字型のレイアウトは、視覚的に空間を広く見せる効果を生み出し、リビングから連続して広がる空間全体に解放感を与えています。
収納や作業スペースといった基本的な必要性を十分に満たしつつ、副次的に住空間全体の広がりと一体感を感じさせる構成で、住まい全体に洗練された印象をもたらしています。単なる家具の配置に留まらず、空間全体の雰囲気や使い勝手を向上させる一例です。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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