千葉県のマンションにお住いのお客様です。リビングの一角に趣味のコーナーとも言える書斎を設け、そこで「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を様々にカスタマイズされながらお使いいただいています。
両側から使う
独立した形のこの本棚の端部は側板のない持ち出し形式を採用し、フィギュアを飾るオープンなスペースとしても活用されています。これにより、裏側に回り込んで本棚を両面から利用できるデザインとなっています。裏面にはコミック本の収納に適した配置がされており、両側からアクセス可能な仕様です。また、突き当りには既存の本棚が配置され、そこにもコミック本がぎっしりと収められています。背面の壁側にはクローゼットの入口があり、この背面スペースは生活動線に配慮し、コンパクトかつ効率的にまとめられています。さらに、低めの仕切り板がセルに設置され、両面の本が反対側に落下しなく、また本棚に並んだコミック本の表紙が綺麗に揃う工夫も施されています。
裏側に回ると、空間の使い方がより明確になります。突き当たりには既存の小ぶりな本棚が配置されており、収納物が溢れるこの室内を支える役割を果たしながら、クローゼットの引き戸前のスペースとしても機能しています。本棚は収納を確保しつつ、クローゼットの扉の開閉を妨げることなく、スムーズな動線を維持する構成になっています。
このエリアは、単なる収納スペースにとどまらず、バックヤードとしての機能も兼ね備え、日常的な使い勝手の良さを考慮したコンパクトな構成が特徴です。本棚が空間のアクセントとなりながらも、収納と動線のバランスを最適化し、機能的な空間へと仕上げられています。
猫ステップを転用した小さなカウンター
書斎側の本棚には、猫ステップのR面をストレートに加工し直した持ち出しカウンターが3つ連なって設置されています。このカウンターには、新たに手に入れたコミック本を置き、いつでもすぐに読めるようされておいでです。
趣味の書斎
この書斎の特徴は、両側からアクセスできる本棚に並ぶコミック本がメインとなっている点です。さらに、そのコミック本の列から浮かび上がるように配置された3Dフィギュアのコレクションが並び、反対側の壁面には透明アクリル板で保護されたオリジナルのコミックアートが展示されています。一方、本棚に向かうデスク上にはFUJIFILMのハイエンドモデルがずらりと並び、機能性と趣味が共存する空間となっています。
本棚で間仕切る
室内は、趣味の書斎としてのメインスペースと、クローゼットへと通じるバックヤードの2つのゾーンに分けられています。メインスペースを快適に活用できるよう、バックヤードがその機能を支える役割を果たしており、さりげない間仕切りによって空間の一体感を損なうことなく、使いやすいレイアウトが実現されています。
この間仕切りには、固定された壁ではなく、本棚を設置することで機能的な分割を行い、フィラー板を用いて天井に突っ張る形で耐震性を確保。工事を伴わない置き家具のみで構成されているため、空間の変更やレイアウトの調整にも柔軟に対応できる仕様となっています。コンパクトながらも、収納力と動線のバランスが考慮された構成で、フットワークの軽い、機能的で快適な室内環境が生み出されています。
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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