五反田エリアは、東京都の都市づくりのグランドデザインに沿ってビジネス、商業、居住、文化が高度に集積し、活気を見せる地域です。飲食店が多く賑わう一方、近年ではスタートアップ企業が増え、一般社団法人五反田バレーの発足など、注目度が高まっています。ITベンチャーやスタートアップが次世代の働き方を形成する形成するこの街に2024年4月、株式会社星野リゾートが運営するホテルや品川区が運営するホール、フードホール、オフィスを有する複合商業施設「五反田JPビルディング」が完成。
この五反田JPビルディング2階のシェアオフィスに入居した「有限会社ノオト」様のオフィスをご紹介します。ガラス張りの仕切りによって、廊下から内部が見渡せる造り、オフィスビル特有の閉塞感を抑え、開放的な雰囲気を感じられるデザインが特徴です。
新しいオフィスの形態
室内の両側には「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」がそれぞれ3台連続して配置されているため、両側を本棚に囲まれた際立ったワークスペースが形成されています。また、視線の高さに合わせたチェストが配置され、打合せスペースと執務エリアを穏やかに区切る工夫もされています。入口からはこのチェスト越しに廊下からの視線が続き、落ち着いた中にも開放感がある室内空間が実現されています。
会議室
一方、オフィス内では小規模な打合せやミーティングが行えるコンパクトなスペースが確保されており、大規模な会議が必要な場合には、オフィスフロアにある共有スペースを活用できる仕組みとなっています。この五反田JPビルディングでは、様々なタイプの会議スペースが自由に利用できるという基本的な考えが貫かれているようです。各オフィスの面積自体は従来のものと大差ないものの、ガラス越しに共有スペースから見通せるように設計されており、オフィス空間が自然に会議やコミュニケーションの場として機能するよう工夫されています。
コロナ禍での働き方改革により、リモートワークが主流となった「有限会社ノオト」様。これを機にオフィス環境の見直しを行い、運営していたコワーキングスペースを閉業。108坪あった従来のオフィスから、13.5坪のシェアオフィスへと移転することを決断されました。
編集プロダクションにとって、長年収集してきた書籍は何より大切な財産です。オフィスの大幅な縮小に伴い、多くの所有物を整理・処分される中で、書籍はすべて保存することを選択されました。
専有スペースの壁面2列すべてに本棚を設置し、20年以上の実績で集められた膨大な書籍をコンパクトながら効率的に収納。さらに、今後数年分の新規書籍にも対応できる余裕を確保されています。
見せない収納を引き受ける
両側に配置された本棚の最下段はオープンスペースになっており、キャスター付きボックスを並べて効率的に収納が可能です。本棚をさらに便利に活用するため、仕切り板やCD用・A4書類用の引き出しなどの「専用カセット」オプションが用意されており、小型本を雛壇状に配置できる「本棚の中の棚」オプションも活用できます。このキャスター付き収納ボックスは「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm（最下段なしタイプ）」と統合的に利用でき、収納力を高めながら、オフィス内で整理が難しい小物や使用頻度の低いアイテムの見せない収納としても活用されています。
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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