明治大学多摩キャンパス理工学研究科の庄研究室の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連続させてその研究室の大きな壁面に設置いただきました。更に少し離れた入口近くに「Shelf カウンター付き本棚」の高さを詰めた3コマタイプのものを室内のプリンター、電化製品やゴミ箱といった少し大き目なものの収納スペースとして、また同時にその背後に少し籠った場所を用意する形でお使いいただいています。
見せない収納
研究室の大きな壁面には「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm(最下段なし)」を2台連続して設置しています。最上段は天板がぴったりと覆うようにフラットに収まり、最下段には各列にキャスター付き収納箱を配置しています。この「Shelf キャスター付き収納ボックス」は、見えない収納として機能し、本棚の最下段に並んでいるため、外見はシンプルで落ち着いた印象です。前板の奥には、日用品をランダムに収納できるスペースがあり、収納先をしっかり覚えておけば、室内はいつも整然とした雰囲気を保つことができます。
グリッドで仕切る
こちらでは、異なるサイズや色合いの書籍が、均一なグリッドで仕切られた壁面収納に収められています。これは本来の目的とは異なるものの、空間全体を網目状のグリッドで覆うことによって、まるでその空間が静かに固定されているような印象を与える手法に近いです。つまり、動きのあるものに均一なグリッドを施すことで、動きが止まったかのように見せる効果が生まれています。こうして、以前は無秩序に感じられた動きのある書籍が、静かに整えられた存在感を持つようになっています。このような設計により、新しい研究成果を追求する大学の研究室において、過去の文献や資料を静かに振り返るための空間が自然に形成されています。
入口に沿ったカウンター付き本棚
入口から少し離れた位置に、高さを抑えた「Shelf カウンター付き本棚」の3コマタイプを設置しています。この本棚は、入口付近でありながらもワークスペースを適度に仕切り、室内の秘書的な役割を担う配置となっています。入口に近いため訪問者の対応や、書類の管理、物品の出し入れにも便利な位置で、アクセス性を確保しつつ、ワークスペースの落ち着きを保つように設計されています。
また、本棚の背後にはやや籠もったスペースが設けられ、研究室全体を支えるためのサポートエリアとして活用されています。この配置によって、表面的なスペースの整理だけでなく、研究活動や日々の業務に必要な資料や道具を手元に置きながらも目立たないように収納でき、スペースの効率的な利用が可能になります。このサポートエリアは、研究室のバックアップ機能を担いながらも、穏やかで整理された空間を維持するための工夫が施されており、来訪者に対しても落ち着いた印象を与える役割を果たしています。
この多摩キャンパスの研究室はそれぞれのドアが赤く塗装されているのが特徴です。両面とも同色ですが、廊下側からの見え方、また室内からの見え方が異なる印象を受けます。木質系のフローリング、及び本棚で構成されたその室内は全体的にナチュラル系のトーンに落ち着きますが、この赤いドアによってそこが実は研究室であるという独特のメッセージを発しているかにも思えます。
本棚の最下段はオープンスペースになっており、「Shelf キャスター付きボックス」を並べて効率的にお使いいただいています。本棚をさらに便利に活用するため、このキャスター付き収納ボックスは「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm(最下段なしタイプ)」と統合的に利用でき、収納力を高めながら、オフィス内で整理が難しい小物や使用頻度の低いアイテムの見せない収納としても活用されています。
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