埼玉県に本社のある「株式会社 昭和技研」様。この度その工場に隣接した本社社屋の建て替えにあたり、その新社屋の社長室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連結、及びコートハンガーを加え、壁面全体をオープンシェルフとしてお使いいただいています。
本棚自体は2×2コマの開口部を2箇所、それより少し小振りですが高さの同じ開口部を並べ賞状や演技担ぎの達磨を置かれ社長室らしさが演出されています。ここでは神棚や壁に掛かった額入りの賞状はなくこのオープンシェルフに凝縮しているところが垢ぬけた企業としての体裁を自然に醸成されています。
壁面にはprethora magazine社の月のアートポスターが「FRAME 木製額縁」の中に収められ、中央の執務机に並んだスタンディングデスクの背後を彩ります。会社を背負う社長室としての品のある力強い室内です。
本棚とコートハンガー
本棚は上端に天板を設置し、全体がスクエアな形で構成されています。天井の岩綿吸音板にぴったり届くように、上部にはさらにもう一段が積み重ねられ、H型ジョイナーを使用して上下が固定されています。また、本棚の左端には、この度オーダーメイドで製作したコートハンガーが、本棚と一体化するように連結されています。
この連結部分においては、左右を密着させるために工夫が施されています。本棚の左端の側板とコートハンガーの上下を連結する際、H型ジョイナーではなくT型ジョイナーが使用されています。もしH型ジョイナーを使用すると、フランジ部分のわずかな厚みが干渉し、左右をぴったりと密着させることができないためです。そこで、この部分だけフランジを内側に向けたT形鋼を採用し、正確に連結させることに成功しています。
キャスター付き収納ボックス
本棚の最下段にはキャスター付き収納ボックスを設置しており、実用的かつ柔軟に活用いただいています。本棚自体には、主に業務用の専門書やファイルが整然と配置されており、日々使用する書類などがすぐに手に取れるように工夫されています。一方で、より細々とした日用品や雑貨類については、このキャスター付き収納ボックスに収められ、利便性を高めています。このボックスは、子供用の玩具箱としても使用できる仕様のため、内容物を厳密に整理する必要がなく、ラフな収納が可能です。
また、キャスター付きのため、必要に応じて簡単に移動させられるため、空間を効率的に活用できます。収納内部の整理に関しても、定期的に中を確認しメンテナンスを行うことで、日常的な片付けや整頓にかかる時間や労力を最小限に抑え、無駄な時間をかけずに常に整然とした空間を保つことが可能です。このような工夫により、シンプルかつ効率的な収納管理が実現され、業務環境の整備にも貢献します。
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