熊本市の戸建て住宅にお住いのお客様、リビングから連続するガラスの引き戸で仕切られた書斎のワークデスクを「Shelf アンダーカウンター本棚」および「BLC 収納ボックスの組み合わせによるキャスター付き引き出し収納」を使ってコンパクトなデスク廻りを構成されておいでです。
アンダーカウンター本棚
アンダーカウンター本棚を使用することで、机上に物をほとんど置かずに、効率的に仕事ができる環境が作られています。この本棚はデスク下に収納を集約するため、物を取り出すときには一時的に身を屈める必要がありますが、近年では大半の資料がクラウドやパソコンから簡単にアクセスできるようになっています。そのため、デスク下の収納には主に成果物や、現在の作業に直ちに必要とならないものが収納されることが多く、デスク上には何も置かないシンプルな作業環境を実現することが可能です。このようなアプローチは、ミニマルな書斎を作る基本と言えるでしょう。
さらに、ここではその流れに従い、デスク周りが非常にコンパクトにまとめられているため、ガラスの引き戸を通してリビングから見た際にも、書斎の存在はほとんど認識されず、室内に溶け込んだ洗練されたデザインが特徴です。このように、ワークデスクの上に物を置かないことで、作業環境が整然とし、効率的でありながらもスタイリッシュな空間が実現されています。結果として、アンダーカウンター本棚を利用することにより、作業効率の向上と美しいインテリアの両立が達成されています。
可動式袖机
さらに、デスクトップを広く使いたい場合には、可動式の袖机が非常に役立ちます。この可動式収納は、その容量の大きさだけでなく、必要に応じて引き出すことで机下の収納スペースも効率的に利用できる点が魅力です。特にここでは、可動式収納がBLCの組み合わせによって、オリジナルな構成となっています。BLCは奥行きが浅炒め、デスク下に丁度収まるようになっています。このように、テーブルの木口に面を合わせて収納されるため、デスクトップが広く保たれ、必要な時には簡単に引き出して使用することができる利便性が提供されます。これにより、デスク周りがすっきりと整い、作業スペースが広く使え、効率的かつ快適な作業環境が実現されます。
ここでお使いいただいているBLCの収納ボックスは上から
BLC-08-T4（A4書類収納ボックス）
BLC-04A-TA（CD引き出し収納ボックス）
BLC-08-BX（キャスターベース）
を順にスタッキングして構成したものです。
白系の壁、天井の中に暖色系の床フローリング、ブラインド、デスクマットと纏められた中にアンダーカウンター本棚、BLCが同調する様に重なり、そこを黒いガラス戸のフレーム、ワークチェアが切り抜くように存在します。そういった背景の中、卓上もいたってシンプルでデスクマット以外は殆ど無く少し上のやはりモノトーンのアートフレーム、デスク左奥のスタンドライトだけがあります。
卓上のスタンドライト
そのミニマルなワークデスクの卓上で「イサムノグチ AKARI スタンドライト」をお使いいただいています。この照明はシェードに描かれた模様に独自のパターンがあります。同じ形の商品が3種類あり、それぞれ同じ形の白抜きの箇所が4面に施されています、これはシェード全体はグレー色で白く抜かれた箇所が机上を照らします。4面のうち大きくは2タイプの形状がそれぞれ反対側にあり白い部分を大きく出している面と3本の筋が並んで照射面は少し暗めに照らすものがあります。スタンドライトとしての光量をこの白抜き部分で調整しているところが機能をそのままデザインに昇華させている優れた点と言えます。更にデスク面を暗めにした3本の筋の反対側は大きな白抜きとなるためその部分が背後の壁を照らし背面を明るくした状態で照明器具自体はさらなるコントラストが付くことにより一層その姿が際立ちます。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
ビー玉を使ってスタッキングする収納ボックス。一定のモデュールに基づいた大小約90種類のユニットで構成。
和紙と竹ひごの作りだす陰影や自然光のような優しい光が印象的なイサムノグチデザインの照明「AKARI」。