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間仕切りのないオープンな書斎 Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm

【File 821】間仕切りのないオープンな書斎 - Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm - マルゲリータお客様事例

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都内のマンションにお住まいのお客様。L字型のリビングダイニングのダイニング部分に書斎を作られました。このアルコーブでは、梁と下がり天井が交錯し、2台の「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」が直角に配置され、それぞれの天井の高さに合わせて設置されています。アルコーブの奥の入隅側の天井が高いため、奥に行くほどに上部が開けており、立体的な空間構成が生まれています。その直下には、ご主人の書斎デスクが配置されています。

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同様に、その対角線上に位置するコーナーは奥様のワークスペースとなっています。こちらからは、まだ小さなお子様がリビングで遊んでいる様子を見守ることもできる、オープンで利便性の高い空間となっています。

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リビングに面するオープンな書斎

最近のトレンドの一つとして、リビングの一部を書斎として使うケースが増えています。このような場合、一般的にはコンソールデスクとシンプルな本棚やパーティションで仕切ることが一般的であり、またコンソールデスク自体も、ほとんどがノート型のパソコンを置くことを前提としています。
この書斎は、リビングの一角にあるとはいえ、仕切りがあれば完全に独立した部屋としても機能します。さらに、ご主人と奥様が対角線上にそれぞれデスクを配置しているため、書斎内での彼らの位置は異なります。ご主人のデスクは本棚が交差する入隅に向かっており、一方で奥様のデスクは書斎のコーナーに位置していますが、その先は広いリビングダイニングに続いています。

夜間、リビングの照明を消してこの書斎だけの明るさが闇の中に浮かぶ時間、そこには本棚のグリッドラインが残り深く沈んだ書籍の面の並びを覆います。一方で奥様の方のワークデスクはそのリビングに面した壁が影になり奥に広がるご主人の書斎をより一層濃密なものに見せています。

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最初は夫婦で一つの書斎を共有し、それを対角線上に配置するという解決策は一見シンプルに見えますが、実際には思わぬ効果が生まれます。書斎内の使い方だけでなく、リビングへと続くその空間が、奥に進むにつれてご主人の書斎がより力強く存在感を放つようになります。特に、そこだけ照明が灯ると、その効果はさらに顕著です。

この配置の本来の目的は、夫婦それぞれの作業スペースの確保と、子供の見守りという基本的な機能ですが、室内の構造と相まって独自の雰囲気が生まれます。書斎の対角線上の配置により、空間に動きと奥行きが加わり、視覚的にも特異な効果が現れます。家族全員の使い勝手を考慮しながらも、居住空間に特別な魅力をもたらします。


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