都内の3階建ての戸建て住宅にお住いのお客様です。階段を上がってすぐの広いリビングルームの窓のある壁面いっぱいににその窓を存分に生かしながら「Shelf 開口部のある本棚」と「Shelf カウンター付き本棚」を2台連結して大きな壁面収納としてお使いいただいています。それぞれ「Shelf A5版本棚 奥行き180mm」をベースに、カウンター付きと開口部付きにカスタマイズしたものです。
その壁面収納、向かって右側にある「Shelf 開口部のある本棚」の前面はお子様のためのスペースとしてお使いいただいています。下段には玩具や絵本などが収納されており、お子様が自由に出し入れしやすいように工夫されています。この作りは、遊び終わったら片付けるという生活習慣が自然と身に付く仕掛けになっています。また、窓との干渉を避けるために設けられた開口部の高さは、プレイテーブルとしても使えます。本棚の開口部は窓のサイズに合わせて厳密に採寸され、加工されています。窓を生かしながら本棚を配置するために、開口部上部の桁材が上方の荷重を支えることによりこの形状が成立しています。
左側に配置された「Shelf カウンター付き本棚」は、奥様のワークスペースとしてご活用いただいています。リビングに仕事スペースを設けることで、お子様の様子を常に見守りながら、自然な環境を作り出しています。このワークデスクは将来的にはお子様の成長に合わせて学習机としても利用できるように作られています。大きめのサイズは学習机としての使用にも対応しており、成長に合わせて椅子を変えるだけで長くお使いいただけ、サスティナブルな対応が可能です。また、カウンター面に合わせて二つの大きな開口を設けており、片方にはPCモニター、もう一方には通常のセルの高さでは収まりきらない卓上ツールが配置されています。
このリビングルームでは、全体の長さを基にして「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf 開口部のある本棚」が配置されています。セルの割付けは窓のサイズやスクリーンのサイズなど、変更できない寸法を考慮に入れ、他のセルの幅が調整されています。同時に、お子様の玩具や他の収納を考慮して、最適なセルの幅になっています。天然木の質感をベースにした統一されたデザインで、家族が仲良く暮らせる心地よい空間です。床のフローリングと本棚の風合い、さらに大きな窓から差し込む陽光が、部屋全体を暖かい雰囲気で包み込んでいます。
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