都内のマンションにお住いのお客様です。そのマンションの一室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行き350mm」を設置いただきました。ベッドの横に置かれたデスクに対してL字型に本棚を配置したコンパクトな構成です。また本棚は壁面に固定して設置するのではなく、キャスター付きのものを採用いただいているためその移動もスムースです。
キャスター付き本棚
本件では可動式の本棚(キャスター付き本棚)を採用いただいています。本棚(奥行350㎜)に専用のキャスターベースを組み合わせたものです。キャスターベースには本棚の縦板に対して溝が切ってあり、そこに嵌め込む(上から乗せる)構成です。そのため高さの問題がなければ後からでも簡単に追加することができます。
キャスター付き本棚のメリット
- 移動のしやすさ
このような大きい棚を動かす際、棚の中身を全部取り出さないと重くて動かせませんが、キャスターがある事で中身が入っている状態でも簡単に移動させられます。そのため室内の模様替えも容易に行えます。 - 空間の最適な利用
家具の位置を調整し、必要な時に簡単に収納できるため小さな部屋や多機能の部屋で特に便利です。 - 掃除のしやすさ
それが置かれている床面はもちろんの事、背面が簡単に掃除出来ます。
ここではデスク周りの収納家具は本棚以外のものもすべてキャスター付きのものが採用されています。キャスター付きにすることで簡単に作業環境を変えることができます。たとえば「デスクをL字型に配置する」、「本棚を間仕切りにして個の空間を作る」、「使用しないときは壁に寄せて空間を広く使う」などその使い方は様々です。日々の作業に合わせて自由にレイアウトを変更できる柔軟なレイアウトが可能になります。
通常は本棚と壁を金物で固定してお使いいただけますがキャスター付きの場合は、それの固定ができないためお客様自身で安全を確保していただく必要があります。そのためには、重いものを収納する場合はなるべく下段に、上部には落下しても問題の無い様な軽い物を置き、万が一転倒することがあったとしてもその場合の安全性が確保出来ている配置にする、等があります。
現実的には先般の東日本大震災の際にとある東北地方の家具のショールームに於いて、その揺れで転倒しなかったものは全てキャスター付きの家具であったという事実もあります。キャスターがあることにより水平方向の動きは全てそこで吸収されるため転倒には至らずにそのままの状態で無事であったとのことです。但しその分、水平方向への移動は不可避なためその点に対する配慮は必要になってきます。
この事例と関連するプロダクト
その他の事例を見る