お客様よりいただいた「Shelf 壁一面の本棚奥行250mm」の写真を紹介いたします。
リビングの、腰窓のある壁の前に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」縦7コマ×横7コマを設置していただきました。「背板がない」という本棚の特徴を活かして、ブラインド越しに入る光を室内に取り込みながら、本棚兼ディスプレイ棚としてご利用いただいています。最上段と上から2段目には下垂タイプの観葉植物の鉢が置かれています。棚の景観にみずみずしさと動きが付け加えられて、部屋が明るく彩られています。上段2段目の背後の壁に24時間換気の換気扇が設置されているため、通常はこの位置に配置するブレース材を一段下げて設置しています。棚板の最上部を調整して床から天井までいっぱいに届く高さにしてあるため、まるで造り付けの家具のようにこの壁面に沿って収まっています。
中央が明るい壁面収納
この壁面収納は、まるで窓の前に置かれた大きなスクリーンのようです。背後の窓から入ってくる光が白いブラインドを通して柔らかく拡散し、棚に置かれたぬいぐるみや書籍の輪郭を優しく包み込みます。光は縦横に配置された棚板に反射し合い、明るい部分と影の部分を作り出します。部屋の右手にあるもう一つの窓からの光も、棚板にグリッド状のハイライトを加えています。各セルには異なる陰影が生まれ、本棚全体が間接照明のように光を含んでリビングの壁一面を柔らかく彩ります。本棚の両脇の壁との間のスペースにも、室内の反射光が柔らかく入り込み、棚板やブレース材によって作られた影の濃淡が優しく調和しています。この効果によって、本棚は単なる収納家具ではなく、部屋全体の雰囲気を豊かにする要素となっています。
最上段の棚板と天井の間に等間隔に並ぶ縦板は、和室の欄間飾りを思わせるように光を通し、この壁面に静かな広がりを与えています。最下段では、等間隔に並ぶ縦板が白いフローリングに反射する室内光を拾い、ほんのりとした明るい空間を作り出しています。本棚全体がまるで軽やかに浮かび上がっているかのようで、風の流れを感じさせる景観が広がっています。
本件では主に左端の列と最下段に大きな雑誌やファイルなどが配置されています。窓の周辺にはコンテンツを少なめに配していて、光を通すと同時にブラインドを調節するためのコードに本棚の前面から手が届くようになっています。右側の壁の前のセルにはサイズの揃った書籍が並べられていて、書籍の塊によるボリューム感と棚板が区切る「空間」のボリューム感が等間隔で繰り返されていて、整然とした印象になっています。
本件では、棚の最上部に下垂するタイプの観葉植物の鉢が置かれています。マルゲリータの本棚の素材感と観葉植物とは相性が良く、植物の繊細な葉が光と戯れる気配が、室内に爽やかな心地よさを届けています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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