石川県能美市にある北陸先端科学技術大学院大学。その情報科学研究室に「Shelf 開口部のある本棚」「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。それぞれ横5コマ、縦7コマを連続して並べ、更にフィラー板で縦材を伸長し、天井までの壁面収納を構成されています。
研究室は、OSBパネルの低いパーティションで緩やかに仕切られており、教授の個別スペースと研究室学生のミーティングスペースの二つに分かれています。本棚は、その両方のエリアからアクセスできる位置に配置されています。特にミーティング用のテーブルの延長線上には、本棚の中に開口部が設けられており、その開口部には大型モニターが設置されています。
この大型モニターは、研究室内の様々な用途に対応しており、プレゼンテーションや共同作業、データの共有などに活用されています。教授と学生がそれぞれのスペースから自由に本棚にアクセスできるため、参考資料や書籍の取り出しもスムーズに行えます。さらに、本棚自体が両方のスペースをつなぐハブの役割を果たし、研究室全体の一体感を高めています。
大学の研究室内で「教授のスペース」と「学生のスペース」を穏やかに分離することは、教育環境を最適化し、学生と教授の生産性と協力を促進する上で重要な要素です。物理的な仕切りを設けることで、両者のエリアを明確に区分することが有効です。
教授のオフィススペースは個別の部屋または区画として提供し、学生エリアはオープンな共有スペースとします。このように、低いパーティションを使用して、視覚的な接触を保ちながらも、スペースを明確に区別しています。これにより、教授は集中して作業できる個別の空間を持ちながら、学生とのコミュニケーションも円滑に行えます。
学生エリアでは、オープンな共有スペースが確保されているため、共同作業やディスカッションがしやすく、協力体制が強化されます。一方で、教授のスペースは静かな環境が保たれ、研究や執筆に集中できるようになっています。このような配置は、教育と研究の両方のニーズに応え、効果的な学びと生産的な研究活動を支える理想的な環境を提供します。
見せない収納
開口部を設けた本棚の周囲には、「専用カセット」の「A4書類引き出し収納4段」「引き出しファイルボックス2列」「CD収納引き出し」「引き出しファイルボックス1列」が置かれ、見せない収納としてややもすると乱雑になりがちな壁面収納を綺麗に収めています。
フィラー板
縦材はフィラー板を使って天井に届くところまで伸長されています。この部分には横板がありますがここで2コマ分の高さをかせぐことで大き目のものの収納にもこたえる形をとります。
また、教授のデスク周りでは「Carta A4ファイルスタンド」「Carta A4書類トレー」もお使いいただいてます。
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