FILE 720

ミニマルなオフィス空間を作る Shelf 壁一面の本棚 奥行350

【File 720】税理士事務所の本棚 - 壁一面の本棚 奥行350 - マルゲリータお客様事例

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この度、新たに東京に開設された税理士事務所の一室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を階段箪笥の様に加工して設置いただきました。

細長い執務スペースの壁に沿って、本棚が設置されています。段状に加工されたこの本棚は、入口から奥を見た際に側板のボリューム感を軽減し、空間に自然に溶け込むような印象を与えます。上部に行くほど側板の見付寸法が徐々に狭くなるため、段階的な透明感が増し、周りに広がる陽光の効果も相まって、軽やかで開放的な雰囲気が強まります。

ここでは視覚的な軽さと機能性を両立させることは当初から目指しており、特に側板の形状には工夫が凝らされています。入口から奥を向かって見ると、本棚が壁に溶け込み、部屋全体が一体となったように感じられます。上部に向かって側板が徐々に狭くなるデザインは、視覚的に重さを取り除き、段階的に増していく透明感が空間の広がりを感じさせます。

税理士事務所の本棚 - 階段箪笥壁面収納

さらに、階段状の段に観葉植物が置かれているため、その効果は一層高まります。植物の緑が段差と陽光の中で生き生きと映え、本棚全体が視覚的にも心地よい空間を作り出しています。この設計により、実用性とデザイン性が調和し、働きやすい環境が実現されています。

階段箪笥壁面収納

また、その本棚を正面から見ると基壇として捉えられる下方2段は全て見せない収納としての専用カセットで埋められ、そのマッシーブな表層が安定した見え方になっています。

税理士事務所の本棚 - 階段箪笥本棚

Shelf 奥行350専用カセット」は、最下段に「引き出しファイルボックス1段」、2段目に「A4書類引き出し収納2段」、さらに「A4書類引き出し収納4段」と「引き出しファイルボックス2列」が配置されています。引き出しの線と引き出し用の穴だけが見えるその外観は、まるでダイスのように無表情でありながらも、そのシンプルさが安定感を強調しています。

税理士事務所の本棚 - 階段箪笥本棚

本棚は見せない収納として機能し、すぐ横にあるデスク上の文具や小物を収納するのに最適です。これにより、ワークスペース全体がミニマルな形にまとまり、整理整頓された環境が維持されます。視覚的にもすっきりとしており、作業効率を高める効果も期待できます。このようなデザインは、機能性と美しさを兼ね備えた収納ソリューションとして非常に優れています。

階段箪笥本棚
階段箪笥壁面収納

ワークデスク1台だけが置かれた室内に本棚を配置するのは、ミニマルなデザインを実現する上で非常に難しい選択となります。必要な書籍や書類を機能的に並べるだけでは、まるで引っ越したばかりのアパートの一室のように見えてしまいます。一方、壁一面を本棚で覆うと、空隙ばかりが目立ち、バランスが取りにくくなります。

その点、階段状の本棚は、ワークデスクと並んで配置することで、ミニマルで清貧な構成を実現しています。まるで茶室を彷彿させるようなデザインで、シンプルながらも品格があります。このデザインは「インテリアデザインRの笠原利恵」さんによるもので、空間全体に落ち着いた静かさをもたらします。

階段箪笥壁面収納

このような配置により、機能性と美しさを両立させた空間が生まれます。階段状の本棚は、必要な収納スペースを提供しながらも、デザイン的なアクセントとして室内を引き立てます。ミニマルなデザインの中に、計算された美しさと機能性が融合したこの本棚とワークデスクの組み合わせは、シンプルでありながらも洗練された空間を作り出します。

階段箪笥壁面収納

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