都内マンションにお住まいのお客様が、リビングの長手方向の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置されました。リビングボードとしてご利用いただいています。インターフォンや給湯機のコントローラーが並ぶゾーンを大きく空け、そのセルを含む右半分の幅を揃え、さらに左半分には通常の2コマ分のセルを配置するという複雑な構成になっています。その結果、横寸法の調整は中央の列が担う形となりました。しかし、出来上がった壁面収納の正面からの姿は、構成主義的なデザインを呈し、独特で洗練された印象を与えています。
子供ゾーン
この壁面収納は、ご両親と小さなお子さんで共有されています。最下段はお子さんのゾーンで、絵本が高さを揃えて順番に並び、その隙間にはぬいぐるみが置かれています。一部、ご両親の背の高い書籍も混じっていますが、お子さんの作品であるお絵描きは、前述の大きく空けたセルのゾーンに飾られています。このサイズの絵を飾るのは意外と難しいものですが、額装をしなくても、こうして決められた深いゾーンに収めることで、非常に落ち着いた印象を与えます。
また、お子さんの成長に伴って絵の内容も進化していくため、このスペースはその変化を見守るのに非常に適しています。そもそも、この室内のコントローラー関連だけを収めるのであれば、この大きなセルの真ん中に仕切りを入れても十分でしたが、それをほぼ2倍のサイズまで広げたのは、最初からこの用途を考えていたのではないかとも思われます。
大人ゾーン
子供ゾーン以外は今のところ全て大人ゾーンです。全集物のコミック本が整然と並び、最上段の高さの低いセルにはCDが並びます。一部「本棚の中の棚」をお使いいただいていますが、これをお使いいただければ未だ収納的には十分な余力があります。
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