都内のマンションにお住いのお客様です。リビングの梁下に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置いただきました。
赤いアクセントウォール
幅広の無垢材のフローリングと白い壁、天井が瀟洒な雰囲気を醸し出しています。その中で赤いアクセントウォールが特に目を引きます。その壁面には格子状の壁一面の本棚が設置されており、書籍が収納されていない部分からは背後の赤い壁が見えます。その壁と本棚に向かって左側に残された約1mの壁面との対比が美しく、その残された壁の前には山口一郎氏のアートフレームが少し高い位置に設置され、隣のソファに隠れることなく存在感を放っています。
アクセントウォールとは、部屋の一部に特色を持たせるための壁のことです。特定の壁だけ色やテクスチャーを変える方法を指します。このように壁の色や模様を変えるだけで、空間の雰囲気が大きく変わります。そのため、部屋の印象を大きく変えたり、個性を加えたい方に人気のあるリフォーム手法です。
壁の一面だけクロスを張り替えることで、低コストで効果的に空間を変えられるため、多くの方が取り入れています。また、素材自体を変える方法もあり、タイルや石を貼ることで独特の雰囲気を演出できます。この場合、置くものが限られ、空間が切り取られたような印象を与えることができます。
クロスの色を変える場合、通常は他の壁と同系色や少し異なる色が選ばれますが、今回のように鮮やかな赤を採用することで、全く異なる印象を与えることができます。マルゲリータの本棚を使用している方の中には、背板がないため、書籍の間からアクセントウォールが見えることを意図して選ばれる方も多くおいでです。本棚の隙間から見える壁と、本棚がない部分の壁が絶妙なバランスを保ち、赤い壁を背景にして、本棚によってその効果が緩和されつつも、強烈な印象を残します。
アクセントウォールによって得る事のできる効果は、空間を一気におしゃれなものにできるという点です。 白色系の膨張色だけの空間は、広がりを感じられるものの、空間を締めるためにはもう一つ何かが欲しいところ。 その一面をアクセントウォールにするだけで、空間の中に適度な緊張感やメリハリを作ることができます。
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