2020年10月にオープンした「じゃじゃの私設図書館」。マルゲリータの本棚を書架としてご利用いただきこちらでご紹介しました。
オープンより約2年が経過したその私設図書館を再度訪問させていただき、その後の使われ方、更にその2階のオーナー大場さんの個人的な書斎の様子を2回に分けて紹介しています。
今回は第2回目、図書館の2階のオーナー・大場さんの「住居兼書斎」です。(第1回目はこちら)
住居兼書斎
「本と映画」というテーマから続いて、この図書館の2階に移動すると、そこは英国映画を彷彿させるシックでトラディショナルな空間が広がります。ハイサイドライトの下まで伸びた本棚が特徴で、北側の窓からの光と南側の一面開口の窓からの光が入り交じる中、独特の落ち着きが感じられます。この空間は、光が豊かに差し込みながらも、同時に陰影が存在する、不思議で魅力的な雰囲気を持っています。天井は1階と同様に縁甲板を使用し、自然な温かみを持たせています。矩形となる壁面には風合いのある大判のセメントボードが貼られ、全体としてシンプルでありながらも洗練された空間が演出されています。
本棚自体は「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」が連続し、その一部が「Shelf カウンター付き本棚」として構成されています。これにより、この広い書斎の中で唯一のワークスペースが形成されています。「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」は、高さと奥行きを活かして大量の書籍を収納できる形になっていて、書斎全体に統一感をもたらします。その一部をカウンター付き本棚にすることで、作業スペースが確保され、見た目と使い勝手が両立しています。カウンター部分は、作業や読書をするための快適なワークスペースを提供し、本棚全体のデザインと一体化することで、部屋全体を一体化させます。
このレイアウトにより、広い書斎内での機能的なゾーニングが実現され、利用者は快適に作業や読書を楽しむことができます。本棚とカウンターの連続性が視覚的な広がりを持たせ、空間全体に一体感を与えます。また、収納力と作業効率を両立させたこの設計は、書斎全体の雰囲気を高め、利用者にとって居心地の良い空間を提供します。
本棚を通して見るワークスペースは、カウンター付き本棚がその中心に配置されています。このカウンター部は、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」の一部、広い書斎の中で唯一の作業エリアを形成しています。
カウンター付き本棚は、収納力と機能性を兼ね備えたデザインで、作業や読書に最適なスペースを提供します。高い収納能力を持つ「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と一体化することで、視覚的にも一貫性があり、部屋全体に統一感をもたらします。その結果、書斎内での作業効率が高まり、利用者は快適に仕事や趣味に没頭することができます。また、本棚が天井近くまで続いているため、スペースを最大限に活用しながらも圧迫感を感じさせないデザインとなっています。
大判セメントボードに掲げられたLPレコードを飾るフレームは、マルゲリータの「FRAME LPレコードジャケットフレーム」を使用しています。これにより、セメントボードの無機的な質感と相まって、LPレコードのアートワークが一層際立ちます。
「FRAME LPレコードジャケットフレーム」は、レコードジャケットを美しく展示するためのフレームです。シンプルながらもスタイリッシュなデザインが特徴です。このフレームを使用することで、レコードジャケットがアートピースとして扱われ、部屋全体に洗練された雰囲気をもたらします。フレームに飾られたLPレコードは、単なる音楽のコレクションとしてだけでなく、視覚的にも楽しめるインテリア要素となり、書斎のデザイン性を高めます。大判セメントボードの風合いと、LPレコードのカラフルなジャケットが調和し、空間に独特の個性と魅力を加えます。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
木製額縁。写真や絵を飾るフレームからCDやレコードを飾るジャケットフレームまで。
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