大阪市の高層マンションにお住いのお客様です。
その見晴らしのいいリビングに「Shelf ロータイプ本棚」を2台並べて設置いただきました。
2段のロータイプの本棚の高さは、ダイニングテーブルの高さとほぼ同じで、空間に一体感をもたらしています。この本棚は、ハンス・J・ウェグナーのYチェアを添えた、色調が同じテイストのダイニングテーブルと調和し、壁面に水平に伸びることでトラディショナルな雰囲気を漂わせています。一方で、装飾的な要素を一切持たないシンプルな室内において、ロータイプの本棚の天板の上には、無作為に置かれたかのようなアナログオーディオ機器と、額装された「THE BIRTH POSTER」が配置され、北欧的な雰囲気を醸し出しています。このポスターは、お子さんが生まれた時の大きさをラインアートで描いたもので、部屋に温かみを加えています。
本棚に並んでいる本は、お子さんの絵本が中心で、家族の生活感を感じさせる要素のひとつとなっています。親子の時間を大切にする家庭の姿が感じられ、本棚の高さや配置が絶妙に計画されていることで、子どもたちが自分で本を手に取りやすい工夫もされています。このようにして、全体的なインテリアはトラディショナルな要素と北欧的な要素が融合し、居心地の良い空間を作り上げています。
さらに、この室内から眼下に広がる大阪の街並みを見据えると、その広い空とロータイプの本棚の上方の空白の壁面が呼応し、心地よい空気感を作り出しています。大きな窓から差し込む自然光が、本棚の上に並ぶアイテムやポスターに柔らかい光を投げかけ、昼間の時間帯には特にリラックスした雰囲気をもたらします。夜には、室内照明の効果で、温かみのある雰囲気が強調されます。
室内は機能的でありながらもスタイリッシュで、家族全員が快適に過ごせる場所となっています。シンプルでありながらも計算されたデザインが、日常生活に綺麗さと使いやすさを提供しています。
本棚の上には、上部壁面をスクリーンとして映像を投影するための床置きプロジェクターが設置されています。高層階に位置するため、カーテンを閉めなくても、まだ周囲が明るい状態でも以下の写真のような映像を楽しむことができます。広い部屋ならではの楽しみ方です。壁をスクリーンとして利用する際のデメリットは、専用スクリーンを使った場合に比べて映像の画質が低下することです。しかし、そのデメリットを補っても余りある魅力があります。
●天井や壁にスクリーンを設置する必要がないため、設置や取り外しの手間や時間を省略できることです。特に、スクリーンを常設できない場合には、毎回の設置や取り外しの手間を省け、スクリーンを保管する場所も必要ありません。
●プロジェクターの位置を固定できるなら、壁を利用することで毎回位置調整をする必要がなくなります。スイッチを入れるだけで簡単にプロジェクターを使用できるのは大きなメリットです。
何と言っても、スクリーンを用意する手間が省ける手軽さが最大の魅力です。テレビを見る感覚でプロジェクターを利用できるため、手軽に映像を楽しむことができます。
THE BIRTH POSTERは、出生時の瞬間を永遠に記録するためのアートポスターです。お子さんが生まれた時の等身大の姿をイラストとして描いたメモリアルグッズで、家族にとって特別な一枚となります。シンプルなラインアートが特徴で、インテリアとしても映えるこのポスターは、お子さんの成長を見守りながら、家族の思い出をいつまでも鮮明に保ちます。
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