近著に『小さな暮らしは生きやすい(大和書房)』、ブログ「ミニマリスト日和」を運営、CHANTO WEBにて「ミニマリストおふみの 好きなものとの身軽な暮らし」を連載されている、イラストレーター・おふみさんのご自宅です。
そのリビングに「Storage Cart キャスター付きファイルボックス 2段×4列」を置かれています。折りたたみイージーチェアとあわせて殆ど家具を置かずミニマルな空間を構成されています。
その必要最低限の要素の一つとして、このStorage Cartが採用されました。キャスターという動的なエレメントを持つ家具は、その機能性と柔軟性に対する期待を高める要素となっています。また、長押に掛けられた額縁や床に置かれた額縁、そしてStorage Cartの上に置かれたミモザなど、装飾的なエレメントが空間に一層の豊かさをもたらします。これらの要素が、そこにいる人々の気持ちに余裕を与え、「機能としては十分これで足りている」という満足感を引き出しています。
このように、Storage Cartは単なる収納家具としての役割を超え、空間全体の雰囲気を高める重要な要素となっています。キャスター付きで移動可能なため、使い勝手が良く、さまざまなシーンで活躍します。長押に掛けられた額縁や床に置かれた額縁は、壁や床との調和を生み出し、視覚的なアクセントとしても機能します。Storage Cartの上に置かれたミモザは、季節感や自然の美しさを空間に取り入れ、心地よい雰囲気を作り出します。
このように、最小限の要素を巧みに組み合わせることで、空間に豊かさと機能性を兼ね備えたデザインが実現されています。機能としては十分でありながらも、装飾的な要素が空間全体の美しさと居心地の良さを引き出している点が、この設計の魅力と言えるでしょう。このアプローチは、シンプルでありながらも豊かな空間を創出するための有効な手法であり、住む人々に満足感と心地よさを提供します。
仮にここにStorage Cart ではなく一般的なファイルボックスを収納する棚が置いてあったらどうなんだろう、と想像してみます。それが一番の答えともなるべく衝撃的な空間構成です。
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機内サービス用ワゴンを模して開発されたキャスター付き収納。移動、配置が容易。
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