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風の抜けるリビングに 壁一面の本棚 奥行250mm / Shelf

風通しの良いリビングに 壁一面の本棚 奥行250mm Shelf マルゲリータ使用事例

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都内のマンションにお住いのお客様です。細長いリビングの片面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」、反対側にワーク机を置かれコンパクトな書斎を構成されています。本棚と机の間はそのままバルコニーに繋がる風の抜ける気持ちのいい空間になっています。

風通しの良いリビングに 壁一面の本棚 奥行250mm

風の抜ける気持ちのいい空間

本棚と机の間は、真っ直ぐにバルコニーにつながっています。ワーク机の正面の壁面には窓があり、2面から陽光が入る明るい部屋です。白い天井と壁に白いカーテン、濃色のカーテンレールボックスとサッシの桟がアクセントを加えています。フローリングと室内ドアの木の色と本棚の明るい木の色が色の階調を作り出しています。本棚の置かれた壁面と並行するフローリングのラインが視覚の補助線として機能し、本棚の棚板によるグリッド線が壁にかかることで、水平と垂直のリズムが組み合わさり、風が抜けるような気持ちのいい空間が生まれています。

風の抜けるリビングに 壁一面の本棚 奥行250mm

背板による水平方向の剛性

この壁の幅に合わせるために、両端のセルの幅を調整しています。また、天井の高さに合わせて一番上の段をカットしています。向かって左端の最上段は、窓の上の梁、通気口、カーテンレールのスペースに合わせてカットされています。本件では、マルゲリータの特徴である4つのブレース材を使用せず、左右の列の背面に背板を入れることで水平方向の剛性を高めています。

風の抜けるリビングに 壁一面の本棚 奥行250mm

背表紙による面の構成

本棚の背表紙に見える文字から、楽譜が数多く収納されていることがわかります。楽譜はサイズにバラエティがあり、無造作に並べてしまうと背面が揃わず、大きな本の間に小さな本が隠れてしまったり、タイトルが読みづらくなったりして、見た目が乱雑になり使いづらい状態になってしまいます。

この本棚では、バラバラな印象になりがちな楽譜を高さで揃え、セルごとに背表紙の面を揃えて並べて収納しています。さらに、背表紙の色が濃いものをさりげなく中央に集めることで、視界に重心ができるよう工夫しています。特に下方の揃え方は、厚さや高さがまちまちな本を綺麗に見せる模範的な収納となっています。

風通しのいいリビングに 壁一面の本棚 奥行250mm
風通しのいいリビングに 壁一面の本棚
風通しのいいリビングに 壁一面の本棚

本棚の最下段はフローリングの床に直接置くことができるため、少し重いファイルなどの収納場所として最適です。床を滑らせて出し入れも可能です。また、左端の2つのセルにはデザインの揃ったファイルが並べられています。カラフルな色彩のファイルですが、色のトーンが揃っているため、賑やかになりすぎず落ち着いた雰囲気が保たれています。左から2つ目のセルではファイルボックスを利用して複数のファイルをまとめて出し入れできるように工夫されています。

風通しのいいリビングに 壁一面の本棚
風通しのいいリビングに 壁一面の本棚
風通しのいいリビングに 壁一面の本棚

収納された本とオーナメントなどとのバランスが秀逸です。黒いヘッドフォン、赤い歯茎が印象的な口蓋の模型、咽頭部の甲状軟骨の模型は、本棚の中で独特の存在感を放っています。これらのアイテムは本棚の中で常に定位置を占めているため、必要な時に出し入れする際の動きが定まり、作業効率が高まります。

中段にはオーナメントが集中して置かれています。木製の卵型のオーナメント、中央に置かれた黒いキューブ型の「二眼レフ型手動鉛筆削り」など、お客様の美意識がうかがわれるオブジェクトです。小さな白い鉢に植えられた多肉植物は、縦横のクッキリしたラインで形成された本棚に柔らかい生命感を伝えるアクセントとなっています。

風通しのいいリビングに 壁一面の本棚

廊下に置かれているCDラックはお客様手作りの逸品です。


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