神奈川県で戸建て住宅にお住いのお客様です。その広く長いリビングの一面に「Shelf 開口部のある本棚 奥行350mm」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を並べて設置いただきました。
「Shelf ロータイプ本棚 奥行き350mm」には無印の白いファイルボックスとラタンのボックスが収まっており、天板の上には大型TVが置かれています。その高さや距離は食卓から見やすい位置に配置されており、このリビングボードがダイニングとの接点となっています。さらに、部屋の中央よりやや南寄りにある高窓を生かし、段状に登るように構成された壁面収納が設置されています。南寄りの半分には、「Shelf 壁一面の本棚開口部付き 奥行350mm」の本棚が配置され、その前に可動式デスクを置くことで、リビングにおけるご夫婦のワークスペースが作られています。本棚の一部には開口部があり、デスクの机上面に自然に繋がっています。
また、本棚の北側は高窓の下枠に正確に合わせて計測され、ぴったりと収まるように設置されています。高窓下の最上段にはプランターが置かれており、窓を通した逆光に映える姿が、室内に清々しい印象を与えています。
可動式ワークデスク
可動式のデスクを本棚の前に配置することで、使い方はカウンター付き本棚とほぼ同様になります。この構成により、将来的な配置転換にも柔軟に対応できます。また、可動式デスクは幅方向をロータイプ本棚の方にも少し伸ばしており、天板と関連付けて使い勝手が向上します。見た目にも段状の本棚の構成と調和し、美しい一体感を持ったデザインが実現されています。
窓を塞がない造り
本件では、特注加工を施さないロータイプの本棚と、コマ数を調整した本棚を隣り合わせに設置し、正面から見ると逆L字型に近い段状の構成としています。これにより、高窓からの採光を損なわずに配置されています。本棚は南側の3列目までは天井までの高さにし、それより北側は窓台の下に収まるように加工されています。高窓に対してぴったりと収まるように設置されており、加工された側の棚板の上に置かれた観葉植物が、窓からの逆光の陽光に呼応して気持ちの良い構成になっています。
デスク面にはIKEAのトレイとPCモニターを置くための開口部が並んで配置、使いやすい並びになっています。何気ない事ですがお二人で使うに際してトレイが二つあるのは便利です。
本件では、リビングボードはほぼTVボードとして使用されています。ダイニングテーブルと向き合う形で置かれたロータイプ本棚は、TVボードとしての役割を果たし、その下部を見せない収納として利用されています。キッチンとダイニングテーブル、ダイニングテーブルとリビングボードの関係が緊密に設計されており、このリビングボードが段状に上昇しながら壁面収納を兼ねたワークスペースへと繋がっています。これにより、多機能でありながらコンパクトで効率的なレイアウトが実現されています。
見せない収納
「Shelf ロータイプ本棚 奥行き350mm」には無印の白いファイルボックスとラタンのボックスが収められており、天板の上には大型TVが配置されています。その高さと距離が食卓からちょうどよく、このリビングボードがダイニングに繋がる接点となっています。こうしたTVボード側はリビングダイニングの必需品や文具を収納し、書類はファイルボックスに整理されています。見せない収納がさりげなく展開され、機能的で美しい空間が作られています。
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