FILE 570

家族4人のワークスペースカウンター付き本棚 / Shelf

2021/12/30

都内の住宅街、戸建て住宅にお住いのお客様。和室をリフォームしてリビングと一体化させた広い空間に3年前に「Shelf カウンター付き本棚」を導入、そしてこの度お子様用の「Shelf 壁一面の本棚奥行350mm」およびテレビ台として「BLC 収納ボックス」を設導入いただきました。

3年前に設置したカウンター付き本棚

もともとはご夫婦のワークスペースとしてカウンター付き本棚を利用していましたが、今回、2人のお子様の学習机をこの場所に移動し、新たに「Shelf 壁一面の本棚奥行350mm」を2列タイプと3列タイプに加工した本棚も追加しました。これにより、家族4人が共有する勉強ワークスペースとして活用されています。

カウンター付き本棚は左側に4コマ、右側に3コマのスペースに区切られています。1コマの幅は325mmなので、3コマの側でも900mm以上の幅が確保されています。足元の中央部にはキャスター付きキャビネットを配置し、その上部のカウンター境界には通信用のルーターなどが置かれています。これにより、ご夫婦2人が並んで広々と使えるワークスペースが整っています。

お子様たちの勉強机の隣に

ご夫婦のワークスペースの反対側には、お子様たちの勉強机を2台並べ、その隣に壁一面の本棚を設置しました。この本棚は、スペースに合わせて縦7コマ×横3コマに調整されています。上部は、立った姿勢で最も使いやすい高さに設定されています。この段の2つのセルには、専用アクセサリーの「A4書類収納用引き出し4段」を導入し、収納機能を強化しました。これにより、大切なものを仕分けしながら視界から隠すことができ、モノの散乱を防ぐことができます。さらに、2つのセルにはA4サイズのゴッホの複製画を飾り、好きな絵を楽しむと同時に、セルの奥に収納してあるモノをさりげなく隠しています。この配置により、機能性と美しさを兼ね備えた、快適で整理された学習環境が実現されています。

マルゲリータの本棚には背板がないため、壁面に沿って設置すると、収納された書籍などの背後に壁紙が透けて見え、部屋に独特の雰囲気が生まれます。ワークスペースの本棚の左端の列では、背景の半分ほどが障子になっています。このため、外光が本棚を通して差し込み、そこに飾られた小さなフィギュアがまるで空中に浮かんで光を浴びているように見える効果が生まれています。

家族4人の仕事と勉強のスペース | カウンター付き本棚 / Shelf (No.43) | マルゲリータお客様の使用例おしゃれリビング書斎ブックシェルフ

リビングダイニングのエリアとワークスペースとは、天井の木枠で区切られています。リフォーム後に残った2尺ほどの壁の前には、「Shelf 壁一面の本棚奥行350mm」を2列に加工したものを設置していただきました。ワークペースに置かれた本棚とは棚板の高さが同じなので、一つの本棚がL字形に屈曲しているようにも見えるレイアウトになっています。リビングの本棚には専用アクセサリーの「CD収納用引き出し」をお使いいただいています。

障子は外部と内側を仕切ると同時に、直射日光を和らげつつ室内に光を取り入れる役割を持ちます。この部屋ではリフォームの際に障子を残したため、窓側の壁面は採光を確保する面として機能しています。その前面に本棚が少し重なる形で設置されています。本棚の縦板と横板の見付は、グリッドを形成し、木材の質感と相まってまるで障子の桟のように見えます。この部屋で障子と本棚が馴染む様子は、グリッドが重なる独特の見え方を生み出しています。

BLC収納ボックスを組み合わせてテレビ台に

リビングに設置されたテレビ台は、「AV機器収納ボックス」など、5台の「BLC収納ボックス」を組み合わせて構成されています。「BLC収納ボックス」は、スタックする際の接合面にビー玉を挟むことで正確な位置に積み重ねることができるシステムです。本件では、これらのボックスを使用してテレビ周辺の機器や備品類をコンパクトにまとめ、CDなどの分類収納に最適なスペースを提供しています。リモコンなど散逸しやすいアイテムも、きちんと収納できるようになっています。

家族4人のための和室のリフォーム

お子様が成長するにつれて、行動の重心が床面から机の面へと移っていきます。この変化に対応してワークスペースが形作られており、壁一面の本棚の収納力が加わることで、より個性的で機能的な室内になっています。

本件では、畳敷きの床をフローリングにし、天井をクロス天井にしたリフォームによって、光が行き渡る明るい環境が作り出されています。床の間は床板を外して段差をなくし、床面が床の間を吸収するように拡張されていますが、立派な床柱、鴨居、長押、および窓側の障子と欄間はそのまま残されています。また、フローリングの床材には畳のイメージを残す明るい色が使われ、室内全体が和モダンな雰囲気に仕上がっています。大きな開口部から障子を通して和らげられた光が室内に広がり、ご家族4人が同時に机に向かう時でも、お互いのテリトリーが十分に確保され、心地よい空間が実現されています。

この事例と関連するプロダクト