都内のマンションにお住いのお客様です。その開放的な一室を衣裳部屋としてお使いになっておられ、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」の奥行きを深くした特注品を衣装棚としてお使いいただいています。
セーターやトレーナーなどの衣類は畳んでオープンに収納。また細かい衣類などは、専用カセットやインナーボックスを組み合わせてお使いいただいています。
壁一面の本棚は衣装棚としての使われ方はそもそも想定していませんでした。しかし本件ではお客様の強いご要望のもと衣類を収める壁面収納として細かいご希望を伺いながらそれを構築していきました。そのご紹介です。
欲しい服が直ぐに見つかる
従来の一般的な引き出し収納では、上部にある物しか目に入らず、下にある物を探す手間が発生していました。その結果、上部にある衣類が頻繁に取り出され、使用頻度に偏りが生じることが多々ありました。しかし、コマの正面から収納する方法を採用することで、すべての衣類が一目で見えるようになり、必要な服をすぐに見つけることができます。この方法により、その日の気分やシチュエーションに合わせてスムーズに服を選ぶことが可能となり、収納の効率化と利便性の向上を実現します。結果として、衣類の管理が格段に簡単になり、日常生活の質が向上します。
持っている服のボリュームや種類が一目でわかる
自分が持っている衣類の全体量を常に把握することは、特に季節の変わり目に日常的に着る服を選ぶ際や、新しい服を購入する際に非常に重要です。この方法を採用することで、所有している衣類のボリュームや色のバランス、さらには自分の好みの変化や流行に対する対応を、引き出しを開ける手間なく常に頭の中で把握することができます。これにより効率的な衣類管理が可能となり、計画的な購入やコーディネートが容易になります。結果として、無駄のない衣類選びが実現し、クローゼット全体の管理がスムーズに行えるようになります。
服を選びながらアクセサリーも選べる
衣類と合わせるアクセサリー類も1つの収納で納まるので服を選びながらアクセサリーも選べる。アクセサリーに限らず服をその日の気分でコーディネートすることが実際に着てみなくても簡単に選ぶことが出来ます。
専用カセット（オーダー品）を使った見せない収納
「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をはじめ、シリーズ内奥行350mmでは見せない収納のための「専用カセット」を用意しています。インナーボックスや引き出し収納、仕切り板など様々な用途に合わせています。日用品、雑貨、文具等の細々としたものの収納、ファイル類の収納に見せない収納としてお使いいただけます。本件ではその専用カセットをベースにした奥行を深くした引き出し類をオーダーで製作いたしました。
見せない収納
クローゼット内の見せない収納として小物、アクセサリー類、下着類等をこの専用カセットを使う事によりそれらを表面からは隠し見せない収納としてお使いいただけます。またそれにより同一衣装棚内でお使いいただくことにより見せる収納と見せない収納の共存が可能です。
位置を変えられる場所を変えられる
専用カセットは350mm奥行の衣装棚のセルに基本的には嵌めるだけの作りです。コマのレイアウトを変えたいときにはそのまま入れた時と反対の動きでカセットを取り出しあらたな場所に移し替えることが出来ます。
通気が取れる
引き出しのがないことで通気が取れて湿気がたまりにくく服が清潔に保てます。
上のスペースまで有効に使える
この衣類収納棚は天井まであります。季節に合わせた衣類は手の届く使いやすい高さに、そうでないものは天井近くの高い位置に収納することで天井までのスペースを有効に使えます。さらにコマのサイズが同一なので収まっているボリュームをそのまま違う場所のコマに移動することは簡単に出来ます。
これは本来の壁一面の壁面収納のコンセプトに近いものがありますが、こと「衣類」に関してはその移動が容易なことが書籍とは異なる大きなメリットになります。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
その他の事例を見る