都内のマンションにお住いのお客様です。
リフォームされたそのマンションのリビングに「Shelf カウンター付き本棚」を設置いただき家族全員でお使いいただいてます。
リフォームされたマンションの壁一面に縦7コマ×横7コマのカウンター付き本棚を設置していただきました。幅2395mm、高さ2400mmの大型の本棚が壁面いっぱいに床から天井まで広がっています。その本棚の下方3段目の棚板が前に伸びてカウンターになり、カウンターの前に3つの椅子が置かれ3人でお使いいただけるワークスペースになっています。
右端の2列は室内の梁の形に合わせるために最上段の棚板をカットしてあります。右側の壁には巾木が巡らされているために薄い隙間ができています。カウンター上でのPCの作業も多いため壁に沿って配線ルートを設け、また下方にも下ろして電源が取れるようになっています。「専用のカセット」をお使いになりながらコンパクトなワークスペースが構成されています。
カウンターを3人で使う
カウンターの天板は棚板が前面に伸びて張り出す形でできています。カウンターの脚部は両端の棚板と縦板が前に伸びて天板を支える形状になっています。このためカウンターに3人が並んでお使いいただく場合にはお二人がセル2つ分の横幅、お一人がセル3つ分の横幅を占めることになります。セル2つ分はおよそ690mmです。カウンター自体の奥行きは450mmあり更に本棚の奥行き350mmが加わりますのでコンパクトながら十分なワークスペースが確保できています。
配線を通す
ワークスペースで作業を進める際にしばしば問題となるのは、カウンター上での電源の確保です。本件では、3人がそれぞれPCを使用し、手元の光源を確保しながら、スマートフォンやタブレットなどの周辺機器を複数使用することが予想されました。そのため、電源確保に工夫が必要でした。
具体的には、カウンターの奥にあたる棚板の壁際にカットを入れ、壁に沿った配線ルートを設けました。本棚を設置する前に配線コードを引き込んでおくことで、大きめのコンセントタップも問題なくご使用いただけるようになっています。この設計により、電源の確保が容易になり、作業効率が向上しました。
本ワークスペースは、本棚に正対する形で構成されています。座った姿勢の正面には、垂直方向に参考書や文具、書類などが積み上がっていく位置関係となります。目の前のセルには、書籍以外にもさまざまな物が配置され、使用頻度やタイミングに応じてスタンバイします。
本件では、2つのセルに引き出しを導入しています。引き出し方式を採用することで、コンテンツの色や形がバラバラであっても、引き出しの中に収めるだけで見た目がシンプルに片付き、視界が整理されます。この方法は、ワークスペースにおける集中力を高めるうえで重要です。また、複数人で共有するスペースでは、視線を遮断する収納方法はプライバシーの確保にも役立ちます。ご利用いただいている「A4書類収納用引き出し」は、マルゲリータの奥行350mmの本棚専用に設計されたカセット式アクセサリーです。セルの中に収めるだけで簡単にセットでき、引き出しはトレイとしても使用可能です。これにより、ワークスペースの整理整頓と効率的な収納が実現します。
カウンターを中央で繋ぐ
カウンターの天板は、搬入時にサイズが収まらなかったため、中央で切断し、円盤金物でテンションをかけて接続しています。この設計により、常にテンションがかかり、隙間が生じることなく、表面はほぼフラットな状態でご使用いただけます。
3人のワークスペースのうち、中央に座る方にはこの継ぎ目が当たりますが、水平がしっかりと保たれているため、作業に支障はありません。下から見上げるとジョイント部分の金具が見えますが、特に注目しない限り目立つことはありません。また、本件ではカウンター上にコルクのデスクマットを敷いているため、継ぎ目が気になることはほとんどありません。
カウンターの下には、上部と同じサイズの2段の棚がデスク下の収納スペースとして確保されています。この棚は、机上で作業をする際にすぐに取り出せる位置にありますが、出し入れの際にはかがむ姿勢が必要となります。一番下の段はフローリングの上に直接置かれており、フローリングの上を滑らせて出し入れできるため、大型の美術書や重い図鑑、ファイルなどを収納するのに適しています。このデスク下収納スペースをリビング内に確保することで、日常の雑多な物をすっきりと片付けることができます。収納用のバスケットなどを活用して見せない収納を実現することも可能です。また、季節や使用頻度に応じて物の配置を工夫することで、さらに使い勝手が向上します。
木製家具の佇まい
白い天井と白い壁にヴィンテージ風のフローリングが配されたおしゃれな雰囲気のお部屋です。チェアやローテーブルなど、木の風合いを生かした家具が選ばれています。この中で、マルゲリータの本棚は明るいアクセントとなり、空間全体を引き立てます。
木材同士の組み合わせで質感の相性が良く、それぞれのデザインが調和しているため、大きな本棚でありながら自然に馴染んでいます。本棚の縦板と横板が組み合わさったグリッド状の外観が軽やかなビジュアルを生み出し、居心地の良いリビングを演出しています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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