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書斎をワークスペースに 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf

仕事部屋をコンパクトに構成 | 壁一面の本棚 奥行350mm / Shelf (No.94)

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都内のマンションにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。玄関入ってすぐにあるご主人専用の書斎の本棚に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をお使いいただいてます。窓際におかれたワークデスクと梁下に収められた壁一面の本棚でコンパクトなワークスペースを構成されてます。

書斎における本棚

本棚は、隣接する大型のコレクションケースに沿って配置されています。窓際に設置されたワークデスクと、梁下に収められた壁一面の本棚によって、コンパクトなワークスペースが構築されています。縦板の高さを調整することで、梁下のスペースにぴったりと収まり、造り付けの家具のような感覚を与えています。また、梁と縦板との間にはわずかな隙間しかないため、万一前方に倒れる力がかかっても、棚板が天井に支えられて転倒を防止します。

書斎の本棚からワークデスクを見る

壁面を床から天井まで一体的に覆わずに、上部をカットして配置することで、室内の高いゾーンに明るさと広がりが生まれ、天井と梁と壁面の白く滑らかな清潔感が際立ち、爽やかな書斎空間が形成されています。

ワークスペースの本棚

本棚の縦板と横板は等間隔で組み合わさって、縦7コマ×横5コマのグリッドを描いています。ほとんどのセルには大量の蔵書が壁面を覆うように隙間なく充填されていて蔵書の背表紙が均等に整然と並んでいます。何冊も並べられた雑誌のバックナンバーの背表紙は同じサイズで横に整列しているため、まとまった塊が何段も水平に積み重なっているように見えています。この塊は細い縦縞で構成されていて、本棚の縦板で等間隔に区切られています。

書斎の本棚

マルゲリータの本棚は厚さ15mmの縦横の棚板それぞれに切れ込みを入れて嵌合させて組み立てられており、棚板は短いスパンで固定されて高い剛性を有しているので、書籍やLPレコードのような重いコンテンツを隙間なく充填しても棚板に「撓み」が生じることはほとんどありません。そして本棚の四隅に配されたブレース材によって水平方向の剛性が確保されているために本棚には背板をつける必要がなく、納められたコンテンツと棚板をすかして背後の壁面まで視線が届きます。

本件では低い位置の棚には比較的大型の書籍が収納されているので本棚全体の外観は重心が低く感じられて、落ち着いた印象になっています。最上段と上から2段目には比較的小型の書籍が配置されているために背後の壁面が見えていて、視覚的な軽やかさが現れています。また、ブレース材の置かれたセルにはブランクが残されているのでその空間を通して背後の壁にまで光が入ってきています。セル内の棚板の水平面と垂直面とブレース材の斜めの面とが交差してできた空間には複雑なニュアンスを持つ陰影が映し出されています。

在宅の書斎、本棚、ワークデスク

本棚を俯瞰して見ると、蔵書の背表紙が揃えられているために全体としては広く複雑な色面が形成されているのですが、その最前面には細い棚板の見付が描くグリッドラインが現れて、窓からの光を受けてハイライトになっています。ブレース材の描く斜線が強い集中線のような効果を加えて全体像を引き締めています。大量の書籍が内包する膨大な情報のエネルギーが、全体を覆うように包んでいるこの細いグリッドラインによって沈静化されて、壁面全体が統合されて、動きが静止したかのような印象がもたらされています。

自宅の書斎の本棚

コマのサイズは幅325×奥行350×高さ325mm、ビジネス文書で幅広く使われているA4サイズのコンテンツ、A4書類を綴じるためのファイルやファイルボックスも収めることができ、図録、写真集、ファッションや建築分野などに多いA4よりも少し大きめのマガジンなどの収納にも適しています。本件では左端の下部のセルに大型の美術書が収められています。これらは本棚の奥行きから少しはみ出した状態で収納されていますが、大型のキャビネットの陰になっていて室内の動線には干渉しない位置なので、ほとんど問題にならないようです。

マンションの限られた室内空間においては、収納機能を垂直に集積して付加する壁面収納は非常に有効で、居住空間を確保しつつ大量のモノを保有するための絶好の解決策となります。


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