「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」とオプションパーツである引き出しを組み合わせてリビングとキッチンの間仕切り収納棚としてお使いいただいています。
本棚の写真を2枚お送りいただきました。キッチン側からとリビング側から撮影されています。書籍、食器、コーヒーを淹れる器材、ティーポット、花瓶、人形、観葉植物の鉢など、さまざまなモノがその特性と使い勝手を配慮されながら丁寧に並べられています。
上部2段目のセルにはフルフェイスのヘルメットが2個並んで置かれています。大型の球状の曲線が美しいヘルメットは、「置き場」を確保されて安定しています。同時に「充実した暮らしを象徴するオブジェクト」が室内空間で特別な輝きを放っているかのようにも見えています。本棚に収められたモノは、用途も形も質感もそれぞれに異なっていますが、本棚全体が等間隔の棚板で均等に区切られているために全体のビジュアル的な印象は統合されています。お客様がこの部屋でどのように何を大切にして暮らしていらっしゃるのかが素直に反映された、幸福な光景が広がっています。
間仕切りとして両側から使う
マルゲリータの本棚は厚さ15mmの縦板と横板にそれぞれ切れ込みを入れて、相互に嵌め合わせて組み立てられています。四隅に置かれたブレース材の働きで水平方向への剛性が十分に確保されているために背板をつける必要のない構造なので、棚板の奥行き全体を収納スペースとして活用することができます。本件のように壁に沿わせずに間仕切りとしてお使いいただく場合には両サイドからアクセスできて、仕切られた部屋のそれぞれに壁面収納が形成されます。また、棚板と収納されたコンテンツを通して反対側まで視線が届くので、仕切りの両側が緩やかにつながって光と空気が循環する空間が形成されます。本件では本棚の350mmの奥行きを活用して本が2列に並べられていますが、どちらのサイドからも背表紙を見られる配置です。仕切り板を活用して収納された食器類も、本棚の両サイドから取り出すことができます。
格子状に組み合わさった縦板と横板はしっかりと固定されていて、全荷重を受ける縦材を均等に配置して横材のスパンを短く設定してありますので、1コマあたりの耐荷重は約30kgあり、重いコンテンツをたっぷり収納しても棚板にはほとんど「たわみ」が生じることがありません。
床から天井までの高さと本棚の高さはほとんど同じなので、万が一、前のめりの方向に倒れる力が働いたとしても棚板が天井にかかって転倒を防止します。
お客様からのメッセージ
おかげさまで、壁一面の本棚は我が家の顔になりました。1LDKのキッチンと部屋を区切る“壁”として設置し、いろんなものを自由に並べて楽しんでいます。「小物用仕切り板」が、お茶碗やお皿を置くのにサイズがあまりにぴったりで驚きました。「A4書類収納用引き出し」の引き出しをはずして普通の棚として使ったり(軽いものを置くようにしています)、ピンを刺して小物をぶら下げたり、何をどう置こうか、あれこれ考えるのがとても楽しいです。
学生の頃に父に作ってもらった木製棚との相性もよく、(写真の下のほうに写っている棚です)本当に大満足しています。毎日ただ眺めては、ニヤニヤしています。自分の部屋が、前より大好きになりました。
他の部屋にも、マルゲリータの家具を入れて少しずつ模様替えをしていきたいと思っています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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