金属関連の外装材をメインに扱うメーカー、(株)雅様の東京支社の事務所移転に伴い「PNO A3書類棚」および「BLC-12-G(A3書類・ファイル収納ボックス)」を導入いただきました。
ふわっとしたアナログ的なもの
(株)雅様は建材メーカーです。
建材メーカーの場合お客さんはいるが、発注先はゼネコンもしくは建材系商社、スペックインは設計事務所、まれにお客さんそのものが気に入って指名、ということもあり向かうべきクライアントの業種が様々です。また建材メーカーの場合物件ごとの提案、見積もり、施工図の作成があり、またそれらが発注者によって、営業担当者によっても異なり様々な時系列、様々な段階での図面、書類、しかも数年前から何回か見積もり依頼がいろんなところから来ていて果たしてどれが生きてるのかなくなったのかも不明、そもそも官庁物件だと物件名を隠しての見積もり依頼・・・というケースが多々あります。
いろんな引き合いがあった時点からその物件を受注して実際に納品するまでの情報は如何にIT化が進んでいてもそれを一元化するのは困難を極めます。特に日本ではそうです。すなわちその時間軸での情報共有は「ふわっとしたアナログ的なもの」が今の時点では最適、にならざるを得ません。
A3書類棚
そのふわっとしたアナログ的なもの、それに応えるのがA3書類収納棚である「PNO-A3シリーズ」です。
PNO-A3の特徴は
●背が高い 一般的なA3書類収納棚の高さは概ね600mm程度です。一方PNO-A3はいちばん低いものでも1200mmあります。高いものに至っては1800mmです。
●引き出せる 強度的な全体フレームの支えになっている箇所(最大2ヶ所)以外は全て手前に引き出すことができます。特にA3書類の様な人が手で扱うには面積の大きいものに対し手はトレーが手前に引けることは必須条件と言えます。
●木製 機能さえ満たしていれば素材に関して問うのは二の次であると言えます。しかしオフィス什器としての家具が木製であることのメリットは計り知れないものがあります。
図面の種類
一般的に殆ど認知されていませんが建築を造るための図面は設計図から施工図までその工事の進捗状況に応じた段階を追ったものが存在します。設計事務所が描くものは設計図ですが工事を進める上ではこれは所謂指針に過ぎません。実際工事を進める上では施工会社、建材メーカーが施工図という図面を起こしそれがモノを造る上での最終確認図面となります。これまではA1,A2サイズといった比較的大きなサイズで描かれ出力されていたその図面も最近ではPDF出力が基本となるためサイズの制限は無く、あえて出力する場合はプリンターの一般的なそのサイズであるA3出力によることが多いです。
キャスター付き
そのためのA3書類棚、図面棚です。ふわっとしたアナログ的なものがいつも見易い様に収納されています。御覧いただくと分かりますがそれを入れる棚は全てキャスター付きになってます。すなわち動きやすい機動性が大事と言わんばかり、モノの持つ機能を大事にお使いいただいてます。
▼社長室のBLC-12-G(A3書類・ファイル収納ボックス)の最上段は、隣のキャビネットと高さを合わせるための特注対応(3段)です。
高さを揃える、天板を揃えるとかように端正な形に整えられています。「BLCシリーズ BLC-12G」を3段重ねてキャスター台「BLCシリーズ BLC-12BX」に載せています。モノづくりに卓越しているお客様の設計者の発想です。
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