2019年に新しいオフィスに移転された(株)サトウデザイン様のその新オフィスに「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を導入いただきました。
事務所移転に伴い新たに仕切り直しをされたまさに燻銀ともいえるコンパクトなデザイン事務所のご紹介です。その新しいオフィスにマルゲリータの本棚を導入いただきました。
コンパクトな室内には資料がぎっしり詰まった壁一面本棚と会議用テーブルを兼ねた広いワークデスク、作業机等が置かれデザイン事務所ならではの使い勝手のよい配置がなされてます。
グラフィックデザイン事務所
大阪、中の島の川面に面したその細長い室内の窓面とその反対側に本棚は並べて置かれています。グラフィックデザインの事務所らしく室内の什器は作業デスクと書棚というシンプルな構成です。多彩なクライアント、多彩な媒体の中で力強いデザインを手掛ける佐藤大介氏ならではのオフィスそのものが一つの作品と言っていいようなコンパクトでありながら質感が感じられる、ユニバーサルでありながら日本的な情景も感じられる卓越したデザインになっています。
天井と床面がテクスチャーの異なる黒系の色の構成、そこに挟まれた壁面、本棚や他の家具さらには横連窓の窓からの景色がそれぞれ絡み合いながら静かにその存在を主張しています。本棚以外のオフィス什器も色、質感ともに70年代を彷彿させるシックなものが多いため夕刻陽が落ち始めた頃の本棚に落ちる家具の影の形もどこか古く懐かしい情景を彷彿させます。
コンクリート顕しの天井
天井は既設の天井を外してスラブ下のコンクリートを顕しにし薄く黒系の塗装をかけてます。スラブの型枠は最近では殆ど見かけない杉縁甲板を使ったものです。よく見ないと分からないほどの肌理の細かい質感がありこのインテリアの質感を上げています。床はおそらく黒のリノリウムかと思います。適度な摩耗感が心地良いです。
そのテクスチャーの異なる黒い床と天井に挟まれ洋書が隙間なく入った本棚とその機能がシルエットと化した打合せテーブルが並びます。昭和であり近未来でもあるかの様な静謐な空間です。
サイトから佐藤氏のこれまで手掛けてこられた作品の一部を閲覧することが出来ますがそれらの作品の質の高さはこの新しい事務所のインテリアに通じるものがあります。更にはそのような仕事をされているデザイナーの方にこの本棚を採用いただいてしかもそれが移転された新しいオフィスの作品としてのビジュアルに参画していることが大変光栄です。
ここでは本棚の中の棚を奥に重ね色見本帳をきっちりと収納されてます。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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