都内のライトコートのある新築マンションにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。
前回に続いて「Shelf カウンター付き本棚」が置かれている寝室の様子です。
(前回の記事はこちら)
部屋の間口に合わせる
この寝室には「Shelf カウンター付き本棚」が置かれています。横に7つの列が並び、中央の列のサイズが調整され、間口の幅に合わせたサイズになっています。上部の左側は、エアコンを回避するためにカットされており、通常、本棚の四隅に配されるブレース材が上から3段目に配置されています。
下方の3段目の棚板は、前方に延長された形でカウンターが形成されています。カウンターの脚部は、右側3つと左側4つのセルを仕切るために、縦の棚板が前方に延長されています。左側のスペースは広く、ラタンチェアが配置され、ワークスペースとして使用されています。右側のスペースは、ベッドの端に座るとカウンターの下に足が入るようになっており、このエリアでは本棚にコスメ用品を収納し、広々としたドレッサーとして使用されています。
アクセントウォールを背景に
マルゲリータの本棚は背板がありません。そのため、本棚の奥の壁が棚板を通して見えるようになっています。この特徴を活かし、ブルーグレーのアクセントウォールに対して、大きな本棚が配置されています。壁の色と明るい棚板の色が対比を生み出し、クールで洗練された雰囲気を演出しています。
部屋の間口にあわせて一コマのサイズを調整して壁面に納まっています。また上部はエアコンもかわす加工をしてあります。
カウンター部分の突き出しは奥行き450mmありますが、その奥には本棚のセルが続き、合計で800mmの奥行きを持っています。このスペースには、文房具や日常的に使用するファイル、資料などが収納されており、手の届く範囲に必要なアイテムが配置されています。また、椅子に座っていると目線の高さにあるセルには愛読書が並び、さらにその上の段には小さな置物が並んでいます。各セルごとに異なる世界観が広がり、垂直に積み重ねられています。
広いカウンターの両端にはガラスの器に挿したドライフラワーが飾られています。ドライフラワーは本棚と直行した壁面にも飾られこの部屋の全体を彩っています。
カウンター下の見せない収納
床から天井まで積み上げられた7段の棚の下方には、カウンターがあります。この下方2段は屈み込んでコンテンツを出し入れする必要があるため、出し入れ頻度が比較的少ないアイテムの収納に最適です。本件では、カウンターの下のスペースには収納用のボックスやバスケットを使った見せない収納が採用されています。最下段では、ボックスは直接フローリングの上に置かれており、フローリングを滑らせることで簡単に出し入れできます。ボックスにモノを入れてしまえば、出し入れする際以外はすっかり片付いて視界が整い、部屋全体がスッキリと見えます。
奥行250mmの本棚
こちらがもう一つの寝室です。梁下に合わせて、「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」の上部をカットして、壁面を有効に活用しています。壁面の上部には梁があるため、天井までの高さに制限がありますが、最上部をカットして梁下のスペースを有効活用しています。また、右端の列を少し狭めて幅を調整し、縦6コマ×横7コマの本棚を隙間なく収め、壁面を有効に利用しています。将来的な配線も考慮して、巾木よけ加工も大きめにしてあり、ゆとりをもって配線が通せるようになっています。
A4サイズのファイルが左側のセルに並んでいます。A4サイズのファイルは奥行き250mmの本棚にちょうど収まるサイズです。案件別に時系列で必要に応じてファイリングし、本棚を縦横に使ってグルーピングしていくことができます。書類には保存期限がある場合も多いため、本棚の一定のスペースをローリングストックの場所として設定し、収納の工夫として活用しています。
また、右上のセルに飾られたフェイクグリーンのオーナメントが窓からの光を受けて本棚の表面に柔らかみを加えています。フェイクグリーンは、このように視界に緑の潤いを足してくれると同時に、水やりの手間が不要だというメリットもあります。
会津の起き上がり小法師、小さな招き猫、シーサー、瓶詰めの星の砂、ビイドロのポッペンなど、小さくてデリケートなコレクションがセルの中に並びます。本件ではセルの中に発泡スチロールのブロックを置いて雛壇状にしてサイズを合わせて並んでいる姿が印象的です。
また、右上のセルに飾られたフェイクグリーンのオーナメントが窓からの光を受けて本棚の表面に柔らかみを加えています。フェイクグリーンは、このように視界に緑の潤いを足してくれると同時に、水やりの手間が不要というメリットもあります。
また将来的な配線も考慮して巾木よけ加工も大きめにとりゆったりと配線が通せるようになっています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
SERIES17
アクセントウォールを背景に
このシリーズではアクセントウォールにマルゲリータの本棚を置く際の特徴などを実例をもとに紹介しています
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