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スタイリッシュな書斎レイアウト アンダーカウンター本棚 / Shelf

アンダーカウンター本棚/Shelf(No.02)部屋の開口部を生かしたカウンターデスク

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テラスハウスにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。
もともと「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をお使いいただいてましたが、この度その3段目の棚板に高さを合わせたデスクとなる形で「Shelf アンダーカウンター本棚」を特注製作いたしました。

アンダーカウンター本棚と壁一面の本棚をL型に構成

直角に並ぶ本棚とデスクのレイアウトが絶妙です。机下収納も豊富なため机上は広いワークスペースとなり在宅ワークにも適した形になっています。

横板の見付を揃える

この書斎のデザインが端正に見えるのは窓際に面して伸びる長い作業デスクの板材の見付けとそれとL字型に連なる壁面収納のその高さの棚板の見付け寸法(※)を揃えている点です。
よくよく気をつけて見ないと認識できませんがこの机上面の高さがそのままデスクから壁面収納へと同じサイズで廻りそこに生じる統一感がかようにエレガンスなデザインを作り上げています。

(※)見付け寸法 板材の木口の厚さ、正面から見た時の寸法

スタイリッシュなレイアウトL型に構成された本棚とカウンター

ディテールへの配慮

L字型の書斎レイアウトにより空間も広く使え、更に窓に向かって仕事ができるという心地よいワークスタイルを演出しています。部屋の長い面に開口部が設けられ少し下がった位置にベッドが置かれている特に変わったところのない普通に見えるこの部屋にこの様なディテールに気を遣った一体型の家具が置かれることがその部屋を上質なものにしています。端正な佇まいを叶えた理由には、ディテールへの配慮があります。

一般的に建築に於けるディテールはその家のいろんな箇所に散見されその使いやすさ、見た目の上品さからその建築自体の品質を高めていきます。それは例えばドアノブ等の建築金物であったり造作家具のちょっとしたアイデアであったり端部の納め方であったり、様々な要素が設計者の意図で盛り込まれそこで住まう人の意識を知らず知らずのうちに高めていきます。

スタイリッシュな書斎

しかしここでは気を遣ったディテールはそのL字型に配置されたデスク面の見付け寸法の統一、その一点です。敢えていうならば本棚部分の横板の見付け寸法は15mmなのでこのデスク面に合わせた24mmのものは本来必要ではありません。ここではその1点のみが「見た目の美しさ」のために付加されたエレメントです。
しかしその付加されたエレメントはかようにも全体を引き締め風雅な形に昇華させています。

ワークデスクと壁一面の本棚をL型に構成

その様なデザインが最終的に出来上がった背景にはそもそもの秩序だった計画性があります。当初ここに導入された壁面収納はその段階で下から2段目の横材の見付けは24mmで設定されていました。即ち当初からその横材の高さに合わせてデスクを窓際に伸長させる計画だったのです。まずは壁面収納を設置して収納物を整理、十分に収納し切った段階でデスクを追加発注されるといった綿密な工程が垣間見られます。

デスクの人が座る部分はこの様にコマ数では約3コマ分、1メートル近く開け、壁からもL字型の金物を使って支え3辺を支えている形を取ります。コマ内のファイルボックスは無印良品のものを使用、書類等の一見雑多に見える細かいものを収納されています。

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