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アナログレコードのためのオーディオルームその1 BLC収納ボックス / BLC

2019/5/17

写真家が本業でオーディオ、音楽、車が好きなお客様。その趣味のオーディオルームに「BLC-08 （LPレコード収納ボックス）」、「BLC-12（LPレコード収納ボックス）」、「BLC-02（CD収納ボックス）」をお使いいただいてます。

以前より「BLC-08（LPレコード収納ボックス）」をご利用されていましたが、LPレコードが増えたため、それ専用のレコード収納棚として新たにBLC収納ボックスを追加で導入いただきました。

高度経済成長期からバブル期にかけて、LPレコードは主要な音楽メディアとして黄金時代を迎えました。しかし、1980年代後半になると、新しいメディアであるCDが急速に普及し始め、LPレコードの人気は次第に減少していきました。そして1990年代中頃には、LPレコードにとってはまさに冬の時代が訪れました。当時、LPレコードの音質について、その温かみのある音がCDとは異なる魅力として一部の愛好家には評価されていましたが、次第にその声も聞かれなくなりました。しかし、近年再びレコードが注目されるようになった背景には、「Apple Music」や「Spotify」に代表されるサブスクリプションサービスの台頭が大きな影響を与えています。配信サービスにより、好きな音楽を好きな時に好きなだけ聴けるようになったことで、気に入った楽曲を物として所有しておきたいというリスナーのニーズが高まり、レコードの再評価につながったと言われています。

以前の音楽室です。BLC-08を20台スタッキングしたレコード棚。右上にはBLC収納ボックスはあえて置かず階段状のディスプレイコーナーに。レコード棚に収まりきらなくなったLPはdisk unionの箱に入れて棚の手前に。天端にはミニカーを並べて。

レコードジャケットをボックス内に飾る

「BLC-08 （LPレコード収納ボックス）」は、LPレコードのジャケットを縦に差し込んで収納できるツールです。レコードを収納すると、正面から約20mmの空間が生まれます。この僅かなスペースを利用して、ジャケットを収納物に寄りかけるように立てると、まるで額縁に囲まれたような美しいディスプレイになります。

さらに、このボックスはセルが正方形に均等に並ぶため、リズミカルなインテリアを作り出します。この方法は、市販のディスプレイラックとは異なり、ジャケットの一部が隠れることなく正面からすべて見える点が特徴です。また、収納ボックスは連続して配置できるため、スペースに応じて簡単に増やすことができるというメリットもあります。これにより、見た目も機能性も兼ね備えた、スタイリッシュなレコード収納が可能となります。

ジャケットデザインは、アーティストが音楽を通して伝えたいメッセージやイメージを視覚的に表現する手段です。アートワークは音楽と密接に連携し、アルバムのテーマやコンセプトを視覚的に伝達します。特にレコードジャケットは大きなサイズを持ち、そのアートワークの詳細を鮮明に表示することが可能です。このサイズは、CDやデジタル音楽の小さなサムネイルとは異なり、アートワークを十分に鑑賞できる大きさを提供します。要するにレコードジャケットは音楽体験の一部であり、アートの一形態としても重要な役割を果たします。また、同じアーティストのジャケットが並ぶと、それぞれの作品が共鳴し合い、新たな視点や感動をもたらすこともあります。

続いて、「BLC-08(LPレコード収納ボックス）」と「BLC-12(LPレコード収納ボックス)」を交互にスタッキングしたレコード棚です。こちらは新しく設置されました。こちらの棚にはさらに「BLC-12-TP（天板）」を組み合わせてCDプレーヤー、ORACLEのCDトランスポート、を置くスペースとして利用されています。