都心の綺麗なデザインのマンションにお住まいのお客様。
リビングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を置いて、ご夫妻共有の書斎としてお使いいただいています。
ライトグレーのクロスで仕上げられた壁と天井、そしてグレーの建具と調和したフローリングが、清潔感ある印象を与える広々としたリビングルーム。その壁には「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を縦7コマ×横5コマの配置で設置しました。この本棚は床から天井までの高さがあり、背後の壁を一面に覆っています。左端は壁に沿わせながらも、本棚の幅が壁面よりやや狭いため、右側にはライトグレーの壁が見え隠れし、室内に広がりを感じさせます。
リビングは可動式の間仕切りで区切られており、その透明な仕切りを通して反対側の空間が穏やかに感じられる、落ち着いた雰囲気のインテリアが特徴です。仕切り手前のエリアは、テレビやソファが配置されたリビングダイニングエリアとして活用され、その奥のスペースは本棚を含む書斎空間になっています。窓際には特注のワークデスクが配置されており、腰窓の下部に合わせて調整されたスリムな脚部が、美しいミニマルな軽やかさを演出しています。このシンプルで静謐な書斎空間は、お二人の在宅ワークにおいても適切な距離感を保つように配置されています。
本棚の縦板と横板が均等な間隔で配置されており、縦7コマ×横5コマのグリッドが形成されています。ほとんどのセルには蔵書が詰め込まれ、大量の本が壁面を覆っていて、背表紙が整然と並んでいます。文庫本や新書は同じサイズで横に並んでおり、本棚の縦板によって等間隔に区切られています。これにより、帯状のストライプが形成され、本棚全体が美しいパターンで視覚的にまとまっています。
厚さ15mmの縦横の棚板は切れ込みがあり、互いに嵌め合わせて組み立てられています。四隅にはブレース材が配置されており、本棚の水平方向の剛性を高めます。蔵書の背表紙が作るグリッドラインは、窓から差し込む光によってハイライトになり、膨大な書籍の塊を均一奈グリッドで網をかける様に覆います。また建具やフローリングの木目の微妙な色調変化が、柔らかな階調を生み出し、室内に静かな動きを感じさせます。ライトグレーの壁面と天井、そして明るいグリーンのアクセントカラーが調和し、洗練された雰囲気を演出しています。
またダイニングからはそのまま入れるウォークインクローゼットの壁面にも「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を直角に設置されています。本棚には様々な研究資料が並べられています。
正面の本棚は、縦7コマ×横5コマの配置で、右側に梁とのわずかな隙間を残して据え付けられています。こちらには重厚な上製本の蔵書が収められ、書籍と棚板の間から背後の壁が垣間見え、室内に深みとアンビエンスを加えています。
左側の本棚は、縦7コマ×横6コマの配置ですが、壁の幅に合わせるため特注で製作されました。中央の列を狭くすることで全体の幅を調整し、大容量の壁面収納を実現しています。この幅を狭くした列には、既に書籍やファイルボックスが収められており、最下段には棚板がありません。そのため、この段の有効な高さは他の段よりも400mm高く、コンテンツをフローリングに直接置いて収納できるようになっています。この構造により、比較的重いコンテンツでも簡単に出し入れが可能です。市販のファイルボックスが使用されていますが、この段専用のオプションとして「キャスター付き収納ボックス」が開発され、「見せない収納」を実現しました。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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