漫画を中心に編集、出版物、各種コンテンツの制作を行う(株)シュークリーム様のオフィス移転に伴う新しい事務所の基本的なレイアウトに関するご紹介です。
スタッフ用閲覧、談話室
この度の事務所移転に伴い新たに付加された機能があります。それはスタッフ(編集者)用の閲覧室、談話室です。1階の漫画家専用の閲覧室、談話室とは異なりあくまでスタッフ用に用意されています。会社の業務そのものが書籍、出版物を中心としたコンテンツを作ることを目的としているためその成果物は必然的に膨大な量になります。しかもこれからも増殖を重ねます。壁面に沿って置かれている本棚は「Shelf 壁一面のA5本棚 奥行180mm」、間仕切りとして独立させている本棚が「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」です。
本来閲覧室、談話室といった機能は図書館のような静かに読書をする場所と、そこから少し離れて会話の出来るスペースを確保するためのものですが一般的な会社には殆ど存在しません。この点がこの度の新しいオフィス計画の中で特筆すべき点であり現実的な福利厚生の意味も兼ねた場所であると言えます。
編集会社の成果物としての書籍を交えた膨大な本の中に新たなコーナーを設け普段の編集業務とは少し離れた非日常的なスペースがここでは提供されています。
この閲覧、談話室の間仕切りは殆ど本棚で行い、ソファに座って本を読む、あるいは談笑する、もしくは一人でカウンター付き本棚の前に座って違う環境での仕事に耽る、あるいは本を読むといった日常の仕事からは離れたりまた気分を変えて仕事を進めるための仕掛けがここにはあります。
漫画の編集者というのは概してその仕事が好きな人が圧倒的で近年の働き方改革などはその好きな仕事に枠を嵌めるような形になるためせめてもの働きやすさをこのスペースで実現できればという思いが伝わってきます。
手前側が談話室になります。編集者と作家が向かい合って話し合いが出来るように「Shelf デスク付き本棚」のデスク部を中央にサイズを大きくして設けています。間仕切りとして独立させながら同時に底面をT字型にすることにより安定させています。
同様にその反対側のスペースに置かれた「Shelf デスク付き本棚」です。このスペースはキャスターを取り付けた「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」に挟まれた閉鎖された空間になっています。
続いて「談話室」の様子です。テーブルが4台置かれ打合せや簡単な食事ができます。閲覧室とも緩やかに繋がります。
談話室には2台の「Tavola ダイニングテーブル」1800mm×900mmが置かれスタッフの休憩室としてお使いいただいています。
談話室に面して下のフロアと同様に本棚の背面をスチールパネルで裏打ちしたポスター掲示板が置かれています。同時にこの本棚はキャスターベースとセットになっているため移動も可能。フレキシブルな空間を構成しています。
背面をスチールパネルで裏打ちしたポスター掲示板の詳細です。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
ダイニングテーブル、コンソールデスクを中心にしたシリーズ。座卓、文机も。
その他の事例を見る