都内のデザイナーズマンションにお住いのお客様のマルゲリータ使用例です。
入居されたばかりですがグリーンをワンポイント色として使われ統一感のある家具や小物でそのインテリアを構成されています、その中に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」も置かれています。
入居されたばかりのマンションのリビングです。天井と壁には白いクロスが貼られていて、床はダーク系のフローリングです。天井まで大きく開いた掃き出し窓から外光が入る明るい室内はミッドセンチュリースタイルのインテリアで統一され、華美な装飾や無駄な機能が排され合理性を重視した実用的なデザインの空間になっています。室内に配された家具は、木材の質感と脚部の金属の質感の異素材ミックスによるコントラストや丸みのある曲線が特徴で、シンプルでモダンでありながら親しみのあるデザインで、厳選された小物とともに低めの重心バランスで配置されています。チェアの座面やクッションなどにグリーンをアクセント色として使うことで、室内には統一感のあるおしゃれな雰囲気が出来上がっています。その中に置かれた「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」も、ミッドセンチュリーのテイストの中に自然に溶け込んでいます。
室内に張り出した柱に本棚の右の端を沿わせて壁一面の本棚が設置されています。梁下の高さに合わせて既製品の本棚の縦板をカットして、縦6コマ×横7コマに調整してあります。本棚の背面には巾木をかわすカットが施してあるので背後の壁に沿っていて、梁下のスペースに造り付けの家具のように収まった奥行き250mmの大容量の壁面収納が立ち上がっています。最上段の棚板は付属の転倒防止用のL字型の金物で固定されています。本棚の上端と梁との隙間がわずかなので、前のめりの方向へ倒れる力が働いたとしても棚板が梁にかかって転倒を防止します。
最下段の高さも全体を調整するためにカットしてあります。この最下段には棚板がないためこの段にコンテンツを収納する場合には直接フローリングの上に置きます。
本件では、ミッドセンチュリースタイルのインテリアで統一されたデザイナーズマンションのリビングの壁面を彩ることを意識して、マルゲリータの壁一面の本棚が導入されています。リビングに置かれた本棚は、シンプルでミニマルな直線で構成されたグリッドラインによって壁面に格子模様がかかったかのような見え方を作り、コンテンツが何であるかにかかわらず、爽やかに整った美観を作り出しています。最下段のフローリングの上にリズミカルに並ぶ8枚の縦板は、その細いラインで大容量の壁面収納を支えながら空中に浮遊するような風通しの良い印象を生み出して、室内空間に軽やかさを付け加えています。
奥行き250mmの本棚は一般的なサイズなので、書籍の収納はもちろん、A4サイズより少し大きめの雑誌などを収納することができます。市販のファイルボックスなどを導入して「見せない収納」を形成することも可能です。本棚の容量をフルに活かして蔵書やファイルなどを大量に収納することができますが、ディスプレイ棚として活用していただくことにも適しています。棚板と背後の壁によって立方体に切り取られた空間にオブジェクトを配置すると、オブジェクトには求心力が生まれ、その存在感が高まります。いくつものオブジェクトを飾る際に隣り合ったセルに置かれたオブジェクトが相互に関連性の薄いものだったとしても、棚板で区切られたセルの空間が同じサイズで揃って整列しているために、オブジェクト相互の世界観はゆっくり結びつきます。
本件では、左端の列に置かれたオーナメントが空間を占有して映えている様子が印象的です。また、上部3段目の両端に配されたグリーンのマットが室内のインテリアとの繋がりを生み出しています。表紙を表に向ける面陳で配置した本の表紙のイラストのグリーンや、一部分だけが見えている書籍の裏表紙のグリーンまで、アクセントカラーの鮮やかなグリーンが本棚の上にもさりげなく繰り返され、室内を彩るおしゃれなセンスが表現されています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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