女性漫画を中心に編集・出版物および各種コンテンツの制作を行う株式会社シュークリームの新しいオフィスへの移転に際して、私たちマルゲリータから見た新機能、レイアウト、什器の使用方法をご紹介します。
一般的に編集業務に関するオフィスレイアウトは、執務室と会議室の構成が一般的です。しかし、今回のオフィスはその一般的なスタイルと大きく異なり、作家(漫画家)のための作業・閲覧スペース、編集者(スタッフ)のための閲覧・談話室を十分な広さで設けています。この配置により、それぞれのモチベーションを高め、コンテンツのクオリティを保つための重要な要素となっています。これは編集会社の成功例と言えるでしょう。
株式会社シュークリームは、少女漫画、女性漫画、出産育児漫画、動物漫画、エッセイ漫画、BLなど多様なジャンルを扱っており、読者の中心は常に女性です。この会社の地道な取り組みをご紹介します。

内装工事に頼らないオフィスデザイン
本件のオフィスインテリアデザインでは内装工事に極力頼らず本棚を中心とした壁面収納を軸に行いました。本棚は基本的には置き家具です。しかし壁面に置かれたそれは造作工事と見劣りしない壁面収納と化します。それは経済的にも大きなメリットがあり
- 初期費用が造作と比較して圧倒的に安い。
- 将来的に増設する場合も容易に出来る。
- 会社を移転する場合そこで新たな現状復旧工事は生じない。
- 会社の発展に伴う増床に際し置き家具そのものを持っていける。
実際に本件は面積的に約半分程度の旧オフィスからの移転で始まりました。その旧オフィスでもお使いいただいていたマルゲリータの本棚を新しいオフィスに全て移設し新たにまた増設しました。この様にコストを抑えた置き家具によるオフィスデザインの一例のご紹介です。
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