以前より、カウンター付き本棚をお使いいただいているTV番組制作会社ぷろぺらさんに、新しく「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を設置いただきました。
「Shelf カウンター付き本棚」が4台が設置されてから6年ほどが経過した2017年、オフィスの新しい備品収納スペースとして「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を導入していただきました。
設置したのはカウンター付き本棚が並べられたワークスペースの向かい側、スタッフ席の背後の空間です。外の景色の見える大きな窓のある壁面に直行して置かれています。外光が入る明るいオフィスは、荒々しい打ち放しコンクリートの天井、白い壁と柱、白木のフローリングの上に置かれた白い什器で色彩が統一されています。フローリングの色とマルゲリータの本棚の明るい木材の色は自然な感じで馴染みます。
ロータイプの本棚はオフィス中央にある柱を起点として設置されています。高さが1064mmの本棚の上には、モニターとDVDデッキとプリンターが設置されています。天板は特注で濃いブラウンがスペースの中央を引き締めています。プリンターの位置はスタッフの席のすぐ背後ですから、印刷物を効率よく回収できる動線ができています。柱にコンセントがあるので、機材の電源コードなどが柱の周辺に集中していますが、コードは本棚の最も柱寄りのエリアに集められ、また床と最下段棚板との隙間這うように導かれる工夫がされています。柱の反対側には空気清浄機と給水機が置かれ、ここにオフィスのヘソのようなスポットができています。
両面から使える間仕切り本棚
この本棚は建物の構造で動かすことのできない柱の存在を生かしながら、カウンター付き本棚のある壁面と反対側の壁面との中央に間仕切り的に置かれています。このロータイプの本棚は両面からアクセスできます。備品を出し入れする際に、椅子と棚の間ではなく壁側に回って引き出しを使えるようになっているため、スタッフの背後のスペースを邪魔することもありません。デスクに向かうスタッフにとっては仕事に没頭している際の背後のスペースをさりげなく遮る衝立のような存在にもなっています。この背板のない本棚の平面方向の剛性を確保するために、一番下の段の両端のセルにブレース材が置かれています。
この本棚は350mmタイプの本棚専用のアクセサリーによってその機能が高められます。アクセサリーは全21個のうち12個のセルに導入されていて、「A4書類収納用引き出し4段」、「ファイルボックス1列」、「A4書類収納用引き出し2段」が使われています。A4書類収納用引き出しにはそれぞれスタッフのネームラベルが貼られ、各自の専用スペースとしてお使いいただいています。個人のデスクを持たずフリーアドレスで仕事するスタッフの個人専用のスペースとなるオフィスの基盤的機能をこの本棚が担っています。この引き出しは私物入れとしてだけではなく、ポストとして個人宛の書類などを配布するツールとしても活用できます。メンバーは各自の引き出しの中身をチェックしつつオフィス事務の効率性とオフィスの使い勝手の良さを保ち、チームワークも育っていきます。アクセサリーは高い機能を持ちながら、表面には木の板の中央に指をかけるための小さな穴が一つずつあいているだけというミニマルなデザインです。高い収納力だけでなくオフィスの景観を鎮静化する効果も存分に発揮しています。
本件でご活用いただいている「Shelf カウンター付き本棚」は、オフィスの壁面に4台の大型の本棚を並べて壁面収納を組み込んだワークスペースを作り上げたものです。3コマ分を一人のスタッフのスペースとして設定し、縦の棚板によって個人のエリアが区切られ、最大9人のスタッフにデスクを割り当てています。一人分のカウンターは幅695mm、奥行き450mmで、カウンターと連続した本棚の奥行きは350mmです。電話機やよく使う資料などを本棚に置いてノートPCを使えるオフィスワークに適したスペースになっています。鮮やかな赤と黒のオフィスチェアにスタッフが着席して一斉に仕事をしている活気に溢れる様子に、マルゲリータの本棚がお役に立っていることが伝わってきます。
6年前の写真と見比べると、「A4書類収納用引き出し4段」「CD収納用引き出し」「ファイルボックス1列」の位置が変わっています。収納用アクセサリーはより手元近くに配置され活躍する機会が増えているようです。使う頻度、手の届く位置、視界に入る位置などを考慮しながら自然に最適な場所に移動していったと思えます。
TV製作会社「ぷろぺら」様
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