以前ご紹介した港区のネット系コンサルティング会社がオフィス移転を完了し、しばらく経ってから訪問した際の様子をご報告します。新しいオフィスに「Tavola ダイニングテーブル 木製脚」が設置され、スタッフの方達がそのテーブルを使い始めたときの光景です。スタッフの方は会社の資料や個人の荷物を新しいオフィスに運び入れ、ちょうど仕事を再開したばかりのタイミング、新しい環境でのスタートに伴う期待感と活気がオフィス全体に広がり、社員同士が新しいスペースでの仕事の仕方について意見交換をする様子も見られました。テーブルが新しいオフィスの中心として機能し、仕事の効率やコミュニケーションの向上に寄与している様子が印象的でした。
ダイニングテーブルの構造
「Tavola ダイニングテーブル 木製脚」は、大きな天板の下にプレート状の木製脚2枚と桁と呼ばれる面材2本を組み合わせた構造を持ち、互いに嵌合させることでX、Y、Zの三方向に固定され、高い剛性を実現しています。このデザインにより、テーブル全体が一つの安定した構造体となっています。
このテーブルは、大きな天板を宙に浮かせるようなデザインを追求しており、プレート状の脚を構造的に最小限のサイズにすることで、天板が浮いているかのような効果を持たせています。座った際に足元の自由度を確保するため、ミニマルなデザインが採用されています。テーブルの奥行きは900mmで、対面で座った際に最適な距離感を保つよう設計されています。「テーブル」や「机」は、空間に「ある高さ」で「平面」を提供する機能を持ちます。この平面を基盤として、人々が集まり、打ち合わせを行い、共有する作業スペースとして機能します。同じ平面を共有することで、資料を広げてアイデアを練るなど、さまざまな「仕事」のシーンが生まれます。このように、テーブルは平面を中心に多様な活動を支えるツールとなっています。
ダイニングテーブルの素材
ダイニングテーブルの天板にはハックベリーの集成材が使用されています。集成材は天然木の風合いを保ちつつ、美しい木目や質感を持つため、自然な温かみと豊かな雰囲気をもたらす素材として人気があります。
集成材の製造工程では、挽き板と呼ばれる小さな木片を集め、それを細長い板状に切り、乾燥させた後に木目が同じ方向に揃うように貼り合わせ、大きな一枚の板に成形します。この際、挽き板同士を接合するためにフィンガージョイントという非常に強力な方法が使用されます。集成材の大きなメリットは、その安定した品質にあります。無垢材と比較すると、無垢材は一本の木から作られるため、割れや反りが生じやすいという性質があります。しかし、集成材は製造過程で素材に含まれる水分を考慮して乾燥処理が施されているため、形状が変わりにくく、割れや反りが出にくい特徴を持っています。また、隙間やひび割れも生じにくいのです。
6人掛けダイニングテーブルをオフィスで使う
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