昭島市にある新築マンションの書斎にShelfシリーズ「壁一面のコミック本棚 奥行180mm」を設置いただきました。
梁下に設置するため“縦11コマ(高さ2400mm)”の本棚で縦板をカットするか、“縦8コマ(高さ1800mm)”されるかを迷っておられましたが、ここでは縦8コマ×横7コマの本棚を選択されました。コレクションの漫画本全集を丁寧に並べておられます。
漫画本大人買い
漫画本全集をまとめて買う漫画本大人買いが今静かなブームになっています。
幼少時代の頃の漫画本特にコミック本を購入するという金銭感覚と今のそれとは大きな開きがあり、当時ほぼ意識の中にもなかった全集買いという行為を気が付いた時には簡単に出来る事に気付きます。タイトルとその漫画が売れていたのは知っていたけれどそもそも連載の途中でどこから入ったらいいのかその入り口が当時は見つからなかった、更には熱狂した昔の自分にもう一度体験したい、様々な理由があります。
コミック全集のもう一ついいところは全集で並ぶとその並んだ背表紙がまとまった見え方になる点です。それが一冊だと色も形もばらばらに見えるものが纏まると違う見え方になります。コミック本の表装デザインというのはあくまでそれが完結して並んだ時を意識しているのではないかとさえ思えてしまいます。
コミック本全集と相反的な位置にあるのが電子書籍です。ここではその電子書籍による全巻まとめ買いと紙で出来たリアルコミック全集を揃える場合のメリット・デメリットについて。特にコミック本全集を本棚に並べた場合を考えてみました。
集中できる
電子書籍だと誤操作でアプリやページを閉じてしまったり、Wi-Fiの環境が悪くて画面が思うように進まなくなってしまうというケースもあります。一方で読むことに集中できるのは紙の本のです。紙の本ならメールや電話、SNSなどの通知がこないので、特に熱中しているときに他のことを気にしないで読書を中断せずに集中して読み進められます。
所有感がある
電子書籍は予期せぬ不具合が生じた際には消失してしまうというリスクを含みます。不具合とまでは行かなくても機種変更等で以前のデータをうまく引き継げなかったケースも実際にあります。しかし紙の本ならいつまでもそれは手元に残ります。紙のコミック全集を身近に置いておくとますます愛着が湧くこともあります。また他人に貸して共有するという自分の感動を他人と共有できる可能性もあります。電子書籍ではそれは出来ません。電子書籍の場合は例えば何かでその情報を知った時に瞬時に手に入れることが出来るというメリットはありますがそれはなんとなく浅いものの様な気がします。
本の厚さが分かる
電子書籍の場合はそれがコミックの場合は大概その本の厚さはおのずと分かっていますが全体の厚さを最初から知ったうえで読み進めるのとそれが分からないで読むのは僅かに気持ちが異なります。ページ残り具合と物語の抑揚の関係がコミック本だと体感で掴めるのがいいところです。電子書籍の場合突然終わる、終わると思ったらまだまだ続くという不安定な気持ちになることもあります。
装丁デザインの魅力
コミック全集は揃うとその時に並んだ背表紙が別の世界になります。これは本棚を充実させる一つの魅力でありデザインの面白いブロックが増えていくことは一つの楽しみです。特に限定版がある場合も紙の本は独特の質感も醸し出します。また表紙や帯が美しいと表紙を面に向けて展示することも出来ます。部屋に置いてあるだけでいい刺激となり、特に新作などは紙の本だと、ものによっては特別感があります。
ヘビーユーザーの方に至ってはコレクションしたい作品は電子書籍でも購入して,紙媒体でも保管されています。それでも読むときは電子書籍が圧倒的に楽なので,コレクションしているだけといった状況です。本当に心に響いた作品や,後世に残したい作品は,電子書籍とは別に保管するそうです。
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