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小さなオフィスの間仕切りに 壁一面の本棚 奥行250mm / Shelf

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渋谷の宮下公園の近くにある、明治通りが見渡せる新しいオフィスに「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」縦7コマ×7コマを設置していただきました。本棚を室内の間仕切りとしてご利用いただいています。棚板の最上部を調整して、床から天井までいっぱいに届く高さにしてあり、転倒防止のために写真右手側の壁に固定させています。天井の下地への固定も必要になってきますが、この時点ではまだそれはされていません。明るい色の棚板の見付が描く縦横の細いラインが格子状に組み合わさって、大きな間仕切りが形成されています。

ワークスペースと打ち合わせスペースを仕切る

本棚の手前には広いスペースが広がり、奥側には外の景色が見える窓に向かう形でデスクと2台の椅子が配置され、その脇には大型のプリンター複合機とキャビネットが設置されています。この間仕切りは視界を遮る働きを持つとともに光や風を通す機能も兼ね備えていますので、オフィスの中に、開放的であると同時に個室としての性格も併せ持つ、ユニークな執務スペースを作ります。

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間仕切りとしての機能

この本棚を間仕切りとして使う際には、棚の中のコンテンツの置き方によって間仕切りとしての機能は変わってきます。棚の中に大きなファイルボックスなどをそこに充填して反対側が見えないようにすれば視界を遮る間仕切りになります。一方、現状のようにコンテンツが置かれていなければ、透明なスクリーンのような印象を作ることになります。視線が本棚を通してオフィスの両側に届くので風通しの良さも生まれ、空間全体で窓からの光を共有できる一体感のある室内が出来上がっています。この特性を活かして本棚の全てのセルを塞がずに、CDケースや背の低い本だけを並べるなど、視線を通すブランクを作りながら収納する部分を意識して作ると、軽快な間仕切りが出来上がります。空間を区分けすると同時にオフィスの反対側が少し視界に入り、両側で仕事をしている人の気配がさりげなく伝わってくるような間仕切りです。また、執務エリアの窓から見える外の景色を本棚の手前まで導入できるように、視線が届きやすい位置に全くコンテンツを入れないセルを作ることもアイデアの一つです。

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間仕切りとなる本棚の棚板はグリッド状に整列しています。固定されたグリッドにコンテンツを当てはめていくという考え方で作られているので、本棚に収納されるコンテンツが何であるかに関わりなく、本棚の最前面には常に棚板の描く幅15mmのグリッドラインが現れてきます。このグリッドラインが、それぞれのセルに収められたコンテンツの形状や色彩やボリューム感、あるいは何も置かれていない空間を統一し、オフィスの景観に視覚的な落ち着きを演出していきます。

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