テレビの壁面収納は、テレビ周りをすっきり整理しつつ、大容量の収納を確保できるため、近年人気が高まっています。
しかし、設置後に圧迫感を感じたり、レイアウト変更が難しかったりして、後悔するケースも少なくありません。
この記事では、テレビの壁面収納のメリット・デメリットを解説するとともに、後悔しない家具選びのポイントや、おすすめの製品・実例をご紹介します。
これからテレビの壁面収納の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
テレビ壁面収納とは
テレビ壁面収納とは、テレビ台の機能に加えて、収納スペースを兼ね備えた家具です。
壁一面に設置する大型の収納家具であり、テレビを中心に棚や引き出し、扉付きの収納を組み合わせたデザインになっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_486/
テレビ台と壁面収納を兼ね備えた家具を設置することによって、リビングの収納不足を解消しながら、テレビ周りのアイテムを整理できるため、空間をすっきり見せる効果も期待できます。
最近では、デザイン性の高い製品も多く、おしゃれなインテリアとしても高い人気を集めています。
テレビ壁面収納のメリット
リビング空間にテレビ壁面収納を設置すると、多くのメリットを得られます。
ここでは、代表的な4種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_445/
リビングダイニングの空間を広々と使える
テレビ壁面収納の最大のメリットは、床面積を節約しつつ、空間を広々と使える点です。
通常のテレビボードやAVラックを設置すると、床に余分なスペースが取られますが、壁面収納なら壁を活用するため、部屋全体を広く使えます。
特に、リビングとダイニングが一体になった空間では、家具の配置に悩むことが多いですが、壁面収納を導入することでレイアウトの自由度が高まるでしょう。
大容量の収納スペースを確保できる
テレビ壁面収納のメリットとして、大容量の収納スペースを確保できる点も挙げられます。
テレビ壁面収納は、テレビの周りに棚やキャビネットを配置するため、リモコン、DVD・Blu-rayディスク、ゲーム機、ルーター、書籍などを一か所にまとめて収納できます。
また、それら以外の雑貨や日用品もたくさん収納できるため、「リビングの収納が足りない」「小物が散らかりやすい」といった悩みを解消できるでしょう。
見た目がおしゃれで部屋全体のインテリアが洗練される
テレビ壁面収納には、見た目がおしゃれで、部屋全体のインテリアが洗練されるというメリットもあります。
壁面収納はデザイン性の高いものが多く、部屋全体をスタイリッシュな空間に演出できます。
また、コードや配線を背面などに隠せるため、生活感を隠し、すっきりとした見た目を保ちやすいメリットもあります。
部屋全体のインテリアに合うデザイン・カラーのものを選べば、よりおしゃれで居心地の良いリビング空間を実現できるでしょう。
安全性が高く地震などにも強い
壁面収納には、安全性が高く地震などに強いメリットもあります。
壁面収納は、壁に沿って設置することで揺れにくく、通常のテレビ台よりも安定感があります。また、壁にボルト留めできるタイプだと、万一の地震でも倒れにくくて安心です。
ただ、ボルト留めすると壁に跡が残るので、賃貸物件の場合は注意しましょう。
なお、マルゲリータのテレビ壁面収納では、天井との隙間をフィラー板で埋める設計が採用されており、高い耐震性を確保できます。
ボルト留めの場合と違い、壁や天井に跡も残らないので、賃貸でも安心して導入が可能です。
テレビ壁面収納のデメリット
テレビ壁面収納には、多くのメリットがあると同時に、注意すべきデメリットもあります。
ここでは、特に注意したい2種類のデメリットについて、詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_491/
レイアウト変更やテレビの移動が難しい
テレビ壁面収納のデメリットとして、一度設置すると簡単に移動できない点には注意が必要です。
通常のテレビ台であれば、持ち上げての移動が比較的簡単にできますが、壁面収納は固定されているため、部屋のレイアウト変更が難しくなります。
そのため、「将来的に家具の配置を変える可能性があるか」を考慮し、十分に検討したうえで設置場所を決めることが重要です。
部屋に圧迫感を生む可能性がある
テレビ壁面収納のデメリットとして、部屋に圧迫感を生む可能性がある点も覚えておきましょう。
特に狭い部屋では、壁一面に収納棚があることが圧迫感に繋がりやすいので、デザインや色選びが重要です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_901/
たとえばマルゲリータのテレビ壁面収納では、背板のないオープンシェルフタイプを採用しており、抜け感を出すことで空間の広がりを演出でき、圧迫感を最小限に抑えられます。
後悔しないテレビ壁面収納の家具選びのポイント
テレビ壁面収納で後悔しないためには、サイズ、デザイン、収納力など、いくつかのポイントを押さえて製品を選ぶ必要があります。
ここでは、テレビ壁面収納の家具選びにおける主な4つのポイントについて、詳しく確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_759/
テレビサイズと適合する製品を選ぶ
テレビ壁面収納を購入する際は、テレビサイズと適合するかを確認しましょう。
テレビのサイズに適合しない収納を選んでしまうと、見た目のバランスが悪くなるだけでなく、最悪の場合、テレビを設置できない可能性もあります。
そのため、既にテレビを所有している場合は、そのインチ数に壁面収納が対応しているかを確認することが大切です。
なお、不安な場合はサイズに余裕のある製品を選ぶことをおすすめします。
たとえば、40インチのテレビを設置する場合、余裕を持って50インチ対応の収納を選ぶと、設置時のトラブルを避けやすくなります。
設置スペースとサイズが合うか事前に確認する
テレビ壁面収納を選ぶうえで、設置スペースとサイズが合うかの確認も重要です。
特に、マンションや狭いリビングでは、収納の奥行きや高さによって、部屋に圧迫感が生じることもあるので注意しましょう。
そのため、横幅・高さ・奥行きが選べるものや、オーダー加工が可能な製品を選ぶと、空間にぴったりフィットするデザインを実現できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_647/
たとえばマルゲリータのテレビ壁面収納は、お部屋の形状に合わせてカット・オーダー加工サービス(有料)が受けられます。
複雑な形状の梁に合わせたり、壁のエアコンやコンセントを避けたりなど、オリジナルなオーダー加工を施すことで、造作家具のようにぴったり収まります。
部屋の雰囲気に合うデザイン・色の製品を選ぶ
テレビ壁面収納を選ぶ際は、部屋の雰囲気に合うデザイン・色かどうかも確認しましょう。
壁面収納のデザインやカラーは、部屋全体の雰囲気を大きく左右します。
たとえば、ナチュラルカラーの収納は明るく開放的な印象を与え、ブラックやウォールナットなどのダークカラーのものは、シックで落ち着いた雰囲気を演出します。
既存の家具とのバランスを考えながら、統一感のあるコーディネートを意識すると、おしゃれで洗練された空間を実現できます。
収納量が多い製品を選ぶ
テレビ壁面収納は、なるべく収納量が多い製品を選びましょう。
テレビ周りにはリモコン、ゲーム機、DVD・Blu-rayディスク、Wi-Fiルーターなど、多くのアイテムがあります。
それらをすっきり収納するためには、十分な収納力が欠かせません。
また、リビングには家族それぞれの荷物が集まり、日用品や雑貨などが散らかりやすくなります。
そのため、今ある物量より余裕のある収納量のものを選べば、リビングを常にすっきり整理整頓できるでしょう。
見せる収納と隠す収納を組み合わせられる製品を選ぶ
テレビ壁面収納をより機能的に活用するためには、見せる収納と隠す収納をバランスよく組み合わせることがポイントです。
見せる収納とは、収納物を見える状態で収納することで、主にオープンシェルフなどが当てはまります。
一方の隠す収納とは、収納物を見えない状態で収納することで、扉付きや引き出し式の収納棚が相当します。
たとえば、オープンシェルフを活用して雑貨や観葉植物などをディスプレイし、扉付き収納で生活感のあるアイテムを隠すことで、メリハリのある収納が実現します。
そのため、テレビ壁面収納を選ぶ際は、後からボックスや引き出しなどでカスタムできる、自由度の高い製品を選ぶと良いでしょう。
おすすめのテレビ壁面収納家具4選
ここからは、おすすめのテレビ壁面収納家具を4つ厳選してご紹介します。
これからリビングにテレビ壁面収納を導入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
① マルゲリータ Shelf(シェルフ)開口部のある本棚
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)開口部のある本棚」は、大容量の収納に開口部を設けた、おしゃれで使いやすいテレビ壁面収納です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-room233.html
奥行350mmと深いので、大型本やオブジェ、観葉植物など、幅広いアイテムをしっかり収納できます。
開口部のサイズや位置は複数のバリエーションが展開されているので、リビングの広さやデザインの好みで選べます。
また、部屋の天井や梁に合わせた本棚の高さ調整や、形状・サイズに合わせた様々なオーダー加工も可能です。
リフォーム工事を行わずに置くだけで、造作家具のようなテレビ壁面収納を手に入れられます。
② ニトリ 壁面収納テレビボード
こちらは、リビングの壁を有効活用できる、大容量サイズのテレビ壁面収納です。
テレビ開口部は55V型まで設置でき、サイド・上段・引き出しエリアと豊富な収納スペースが備わっています。
出典:ニトリ 公式サイト https://www.nitori-net.jp/ec/product/5607490s/
③ ディノス 壁面収納テレビ台
こちらは、生活用品をしっかり隠せるテレビ壁面収納です。
テレビ台部分は、幅と高さを選べるので、お手持ちのテレビにぴったり合った壁面収納が実現します。
出典:ディノス 公式サイト https://www.dinos.co.jp/p/1281204595/
④ 無印良品 組み合わせて使えるスタッキングキャビネット
こちらは、組み合わせて本格的なテレビ壁面収納を作れるキャビネットです。
ウォールナットの突板を使用しているため、ナチュラルな雰囲気で幅広いテイストのリビング空間に馴染みます。
出典:無印良品 公式サイト https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4549738917922
おしゃれなテレビ壁面収納の設置実例
最後に、テレビ壁面収納の設置実例を3つご紹介します。
どの実例もアイデアに溢れたおしゃれなものばかりなので、これからテレビ壁面収納を設置する際は、ぜひ参考にしてください。
実例① リビングのコーナーを活用したテレビ壁面収納
こちらの実例では、リビングの壁一面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf 開口部のある本棚」を並べて設置し、大容量のテレビ壁面本棚にしています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_647/
もともとは本棚とテレビ台で別の製品を使用していましたが、同じデザインのものに統一することで、使い勝手良くおしゃれなリビング空間に仕上がりました。
オーダー加工によってエアコンを避けることで、壁面一杯を有効活用できている点もポイントです。
実例② リビングの白い壁に映える大容量のテレビ壁面収納
こちらの実例では、マンションのリビングにテレビ壁面収納として「Shelf 開口部のある本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_902/
背板のないオープンシェルフなので、壁の白が際立ち、おしゃれな印象に仕上がっています。
最下段には収納ボックスを入れ、見えない収納として生活感を隠すことで、メリハリの効いた壁面収納が実現されています。
実例③ 戸建て住宅のテレビ台を兼ねたリビングボード
こちらの実例では、戸建て住宅の寝室と二間続きのお部屋の一面に、特注の「Shelf 開口部のある本棚 奥行350mm」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_348/
本棚の背後には小窓があり、背板がないために外からの採光を妨げず、室内を明るく保っています。
テレビの下にサラウンドバーやデッキを置くスペースを設けることで、周辺機器をすっきり収めた、見栄えの良いリビングボードが実現されています。
まとめ
今回は、テレビ壁面収納のメリット・デメリットや、後悔しない家具選びのポイントについて、おすすめ商品や設置実例も交えつつ、詳しく確認してきました。
テレビ壁面収納は、リビングの空間を有効活用しながら、収納力を向上させる便利な家具です。
設置後に後悔しないためには、テレビや設置スペースとサイズが合い、十分な収納力を備え、おしゃれでカスタマイズ性が高い製品を選ぶと良いでしょう。
今回ご紹介したことを参考に、テレビ壁面収納をご自宅のリビングに設置してみてはいかがでしょうか。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したテレビ壁面収納以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。