私たちの生活空間は、基本的に4面を壁に覆われていますが、この空間をそのままにしておくのは勿体ないですよね。せっかくなら、絵や写真などのアート作品を飾って、おしゃれな空間を演出したいものです。
しかし、「美」に関するものは慎重に選びたいもの。アートフレームに関しても「何を選べばよいかわからない……」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、そもそもアートフレームとは何かという基本から、アートフレームを設置するメリット、選ぶ際のポイントなどを詳しく解説していきます。
記事の後半では、おすすめのアートフレームや、おしゃれに設置している実例についてもご紹介しています。アート作品を飾りたい人は、ぜひ参考にしてください。
アートフレームとは
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/pictureframe_index.html
「アートフレーム」とは、絵画や写真などのアート作品を収めて壁面に飾るためのフレームです。
写真を入れる場合は「ピクチャーフレーム(フォトフレーム)」、CDやLPのジャケットを入れる場合は「ジャケットフレーム」などと、入れるアート作品に応じて呼び方が変わることもあります。しかし、基本的には飾る作品にかかわらず、すべてアートフレームと呼んでしまって問題ありません。
アート作品をアートフレームに入れることで、そのまま飾るよりもおしゃれな印象になるだけでなく、劣化や汚れから保護してくれる役割も果たします。
アートフレームと額縁の違い
アートフレームは額縁の英語表現なので、両者は本来同じ意味の言葉です。
強いて違いを挙げるとすれば、高級な絵画を飾る場合は「額縁」と呼び、カジュアルにアート作品を飾る場合は「アートフレーム」とするケースもあります。
しかし、すべてを一括りにアートフレームと呼ぶメーカーが多いので、基本的には「アートフレーム=額縁」と捉えておいて問題ないでしょう。
アートフレームとポスターフレームの違い
ポスターフレームとは、名前の通りポスターを入れるのに特化したフレームのことです。
アートフレームには木材など、高級感のある素材が使われているのに対し、ポスターフレームと呼ばれるものは、一般的に安くて軽量なアルミ素材が使われていることが多いでしょう。また、多くのポスターがコピー用紙で刷られていることから、ポスターフレームはA4やB5などの用紙サイズの規格に最適化されて作られています。
アートフレームを設置するメリット
お部屋やオフィスの壁面にアートフレームを設置すると、多くのメリットを得られます。
ここでは、特に代表的な4つのメリットについて、1つずつ詳細を確認していきましょう。
メリット①:アートの魅力を引き出せる
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/diritto-a4.html
アートフレームを設置するメリットの1つ目は、中に入れたアートの魅力を最大限に引き出せる点です。
アートフレームの外側にはフレーム(額)、そしてフレームとアートの間にマット紙という余白があります。そのため、アートフレームに入れて飾ると、視覚効果によってアート作品がより魅力的に見えるのです。
メリット②:アートの劣化を保護できる
アートフレームを設置する2つ目のメリットは、アート作品を劣化から保護できる点です。
アート作品をそのまま剥き出しで飾ると、日光や照明による日焼けや、空気中の埃や湿気などにより、経年でダメージが蓄積していってしまいます。
しかし、アートフレームに入れて飾れば、それらの劣化要素をシャットアウトできるので、何年経ってもアート作品をきれいに保つことができるでしょう。
メリット③:おしゃれなインテリアになる
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/topics/topics_showroom/
アートフレームを設置するメリットの3つ目は、中に入れた作品を含めて、全体がおしゃれなインテリアになる点です。
アート作品をそのまま壁面に飾ると、部屋のインテリアとうまく馴染まないことが多々あります。しかし、アートフレームに入れてから飾れば、アート作品と壁面が自然と馴染み、部屋全体に自然に溶け込んでくれます。
メリット④:思い出の品を飾れる
アートフレームを設置する4つ目のメリットは、思い出の品を壁面に飾れるという点です。
家族で撮った記念写真や、子どもが書いてくれた似顔絵などは、家族にとっては大切な思い出です。しかし、アルバムなどに入れてしまうとなかなか頻繁に見られず、場合によっては存在を忘れてしまうことにも繋がります。
その点、アートフレームに入れて壁に飾れば、思い出の品がいつでも目に入るようになります。リビングの壁面など、家族みんなが見られる場所に飾れば、より穏やかな空間づくりに役立つでしょう。
おしゃれなアートフレームを選ぶ際のポイント
せっかくアートフレームを購入するなら、アート作品をおしゃれに飾れるものが良いですよね。
ここでは、おしゃれなアートフレームを選ぶうえで意識したいポイントを3つ厳選してご紹介します。
ポイント① フレームの素材を確認する
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/sano_index.html
アートフレームの購入時は、フレームの素材を必ず確認しましょう。アートフレームの素材としては、一般的に木製、金属、そしてフレーム無しの3種類が存在します。
木製フレームは高級感があり、幅広いアート作品と相性がよいフレームです。また、金属フレームは軽量で安価なものが多いため、主にポスターフレームなどに使われます。フレーム無しはアート本来の魅力を引き出せる点が魅力ですが、インテリアとして馴染ませるのが難しいので注意が必要です。
それぞれの特徴を踏まえると、迷った場合は「木製フレーム」がおすすめです。木製のアートフレームなら、飾る作品の種類や部屋との相性を気にしなくても、おしゃれなインテリアとしてアートを楽しめます。
ポイント② 飾る作品のサイズを確認する
アートフレームは、購入前に必ず飾るアート作品のサイズを確認しましょう。
アートフレームは中に入れる作品に合わせ、細かくサイズ展開されていることが多いです。その際、誤ったサイズのアートフレームを購入してしまうと、サイズが合わずに無駄な買い物になる恐れがあります。
サイズを測る際、作品の縦と横はもちろんですが、厚みも必ず確認しましょう。特に、油絵など厚みのあるアート作品の場合は、通常のアートフレームだと規格が合わない場合があります。
ポイント③ 取り付け方を確認する
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/fr-cd_index.html
アートフレームには、壁面に取り付ける方法がいくつか存在するので、必ず事前に確認しておきましょう。
アートフレームの取り付け方には、主に以下の3種類があります。
- 紐による吊り下げ式
- フック式
- ピン式
このうち、最も一般的なのは「紐による吊り下げ式」です。しかし、紐で吊り下げる際にフレームが傾いてしまったり、壁との間に隙間ができてしまったりするため、ご自分で設置する際は注意が必要です。
フック式とピン式の場合は、壁と隙間なく取り付けることができます。ただし、ピン式は重量によってピンが抜ける可能性があるので要注意。そのため、重さのある木製アートフレームの場合は、フック式の方が安心できるでしょう。
おしゃれなアートフレーム6選
ここでは、アート作品を飾る際におすすめしたい、おしゃれなアートフレームを6種類厳選してご紹介します。
これからアートフレームの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
おしゃれなアートフレーム① シンプルなデザインの木製フレーム『マルゲリータ ピクチャーフレーム SANO』
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/sano_index.html
こちらは、写真や絵をより美しく見せるためにデザインされた、マルゲリータのシンプルな木製アートフレームです。
アートフレームとして最も重要なポイントである、「写真や絵をガラスに確実に密着させること」に徹底的にこだわって設計されています。
紐を使わず、フックを利用した吊り下げ方式なので、展示の位置が決めやすく設置が簡単です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/sano_index.html
サイズ展開はA1・A2・A3・A4の4種類。大きいA1サイズであれば、大型のポスター展示にも対応可能です。
・ウォールナット
・チェリー
・オーク(※画像はANGOLO)
・ホワイトアッシュ
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/sano_index.html
フレーム素材はすべて天然木を使用しており、ウォールナット・チェリー・オーク・ホワイトアッシュの4種類から選べます。
おしゃれなアートフレーム② 小型で両面にアートを飾れる『マルゲリータ ピクチャーフレーム DIRITTO』
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/diritto_index.html
こちらも先ほどの「ピクチャーフレーム SANO」と同様、写真や絵を引き立てるためにシンプルに仕上げられたアートフレームです。
素材には天然木の無垢材を使用しており、ウォールナット・チェリー・オーク・ホワイトアッシュの4種類が選べる点も共通しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/diritto_index.html
先ほどのフレームとの違いは、両面が使える仕様になっている点です。表と裏で異なる絵や写真を入れられるので、壁に取り付けるだけでなく、平置きで楽しむこともできます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/diritto_index.html
サイズは小さめのA4・A5・ポストカードの3サイズに対応。サイズやマット紙(別売)の色など、ご希望に合わせて特注で制作することも可能です。
おしゃれなアートフレーム③ CDやLPのジャケットを飾るのに最適『マルゲリータ ジャケットフレーム』
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/jacketframe_index.html
こちらは、CDジャケットやレコードジャケットなどを飾るために作られた、木製のアートフレームです。
フレーム部分にはウォールナットの天然木無垢材を使用しており、すべて国内工場で丁寧に製造されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/jacketframe_index.html
サイズバリエーションが豊富で、このようにCDジャケットを5連3段で飾れるフレームなどもラインナップされています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/frame/fr-cd_index.html
先ほどの「ピクチャーフレーム SANO」「ピクチャーフレーム DIRETTO」と同様、フック式で壁と固定します。
フックの位置は正確に決められるため、狙った位置にフレームをセットできます。
おしゃれなアートフレーム④ 北欧風デザインのクリアアートフレーム『MOEBE FRAME』
出典:AREKORE 楽天公式サイト https://item.rakuten.co.jp/arekore-hotchpotch/00010882_framea4_co/
北欧風のデザインがおしゃれなアートフレームです。アクリル板2枚の間に挟むことで、e絵や写真だけでなく、葉っぱや羽根なども飾れます。
おしゃれなアートフレーム⑤ モダンなデザインが魅力『FLYMEe FRAME TIPO』
出典:FLYMEe 公式サイト https://flymee.jp/product/109233/
シャープな外枠ラインと内枠の丸みのコントラストが美しい、モダンなデザインのアートフレームです。飾る作品と空間を、柔らかく温かいイメージに仕上げてくれます。
おしゃれなアートフレーム⑥ オーク材を使用したベーシックなデザイン『無印良品木製フレーム』
出典:無印良品 公式サイト https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182913989
幅広いインテリアに馴染むよう、オーク材をフレームに使用したアートフレームです。紐での吊り下げ式と、二重画鋲での貼り付け式の2タイプが選択できます。
マルゲリータのピクチャーフレーム設置実例
ここでは、マルゲリータのアートフレーム(ピクチャーフレーム)を設置している実例を2種類ご紹介します。
どちらの実例も、アート作品の魅力を最大限引き出す工夫が施されているので、これからアートフレームを飾る際の参考にしてください。
実例① 写真展でのアート作品展示
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_511/
こちらは、2021年に行われた八島和浩氏の初めての個展WANDOにて、アート作品展示にマルゲリータの「Frame(フレーム) ピクチャーフレーム SANO A1サイズ(一部特寸)」が使われた実例です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_511/
フックを利用した吊り下げ方式であるため、すべての作品が壁面に対して完全に平行に飾られています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_511/
展示物と壁面の間の隙間もほとんど無く、各作品の水平レベルが保たれた美しいな構成になっています。
実例② 企業の本社受付ロビーでのアート作品展示
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_312/
こちらは、建設コンサルタント会社の本社ロビーにて、大きいサイズに対応したマルゲリータの「FRAME(フレーム) ピクチャーフレーム SANO(特注仕様)」が、作品の展示に採用された実例です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_312/
こちらの会社で手掛けた、景観デザインに融合した高い技術力の一端を、アートフレームによる展示を通して紹介しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_312/
縦向きと横向きを並べて飾っていますが、それぞれの高さが絶妙に計算されているため、統一感のあるインテリアとしても映える仕上がりになっています。
まとめ
今回は、おしゃれなアートフレームについて、設置するメリットや選び方のポイント、おすすめ商品などを詳しくご紹介してきました。
アートフレームは、アート作品の魅力を最大限に引き出し、空間に馴染むインテリアとして演出するのに必須のアイテムです。アートフレームを購入する際は、飾るアート作品のサイズを事前に測り、フレームの材質や取り付け方法をしっかり検討したうえで、後悔のない買い物ができるように注意しましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したアートフレーム以外にも、色々な種類のおしゃれ家具を多数ラインナップしていますので、ぜひチェックしてください。
また、東京の天王洲アイルにあるショールームでは、実際に飾られているアートフレームを確認できるので、ぜひお立ち寄りください。