最近では、テレワークなど働き方が多様化したことを背景に、自宅で時間を過ごすことが多くなり、仕事や趣味に使う書斎を欲する人が増えています。
しかし、今まで書斎を作ったことがなく、どのように作れば良いか、どれくらいのスペースが必要なのかなどが分からず、困っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、機能的でおしゃれな書斎を作るポイントや方法、広さ別のおすすめレイアウトなどについて、詳しく解説していきます。また、記事の最後では、書斎のおしゃれな事例も厳選してご紹介します。
これからご自宅に書斎を作ろうか検討している方は、ぜひ参考になさってください。
Contents
書斎とは
書斎とは、もともと読書や執筆などをするために設けられる空間のことです。
中国語では「書房」とも呼ばれ、「斎」や「房」の字は部屋を表していたので、「読み書きのため専用の部屋」と言い換えても良いでしょう。
しかし、近年では生き方が多様化したこともあり、書斎の表す意味が広がって、読書や執筆といった活動に限らず、仕事や趣味に使う空間を指すようになりました。
そのため、なかにはリビングや寝室などの一部を使用して書斎代わりにする方も多く、そのような空間は「ミニ書斎」と呼ばれています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_594/
書斎には最低何畳が必要?
書斎を作る際、広さは最低1畳あれば問題ありません。
書斎で重要なのは、仕事や趣味を行うために必要なデスクと椅子を置くことです。そのため、それらを設置するスペースさえ確保できれば、狭い場所でも十分に快適な空間が実現できます。
もちろん、たくさんの蔵書を収納したり、趣味の楽器などを置いたりする場合は、1畳以上の広さが必要になる場合もあります。しかし、そのようなときも、収納家具などを効果的に設置すれば、必要最小限のスペースで使い勝手の良い書斎に仕上げられるでしょう。
自宅に書斎を作る方法
自宅に書斎を作る際は、大きく2種類の方法が考えられます。
それぞれの方法のメリット・デメリットについて、以下で詳しく確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_581/
方法① まるまる1室を書斎にする
書斎といって多くの方がイメージするのが、まるまる1室を書斎にする方法でしょう。
まるまる1室を使うメリットは、仕事や趣味を行ううえで、必要十分なスペースが確保できる点です。デスクや椅子のほか、壁面本棚などの収納家具を置けば、自分専用の秘密基地のような空間が実現できるでしょう。
ただし、まるまる1室を使うためには、当然ながら家の間取りに余裕が必要です。
近年では核家族化が進み、部屋数を最小限に抑えて家を建てる方も多くなっています。そのため、書斎用の部屋を用意するのが難しい場合は、後述する「部屋の一画を書斎にする」方法も視野に入れると良いでしょう。
方法② 部屋の一画を書斎にする
書斎は、部屋の一画を使って実現することも可能です。
たとえば、リビングの隅などに間仕切りを設けて半個室状態にすれば、わざわざ一室を用意しなくとも、十分に快適な空間が作れます。
部屋の一画を書斎にするメリットは、家族とコミュニケーションを取りながら作業できる点です。特に、小さな子どものいる家庭の場合は、子どもから目を離さずに済むのは大きな安心に繋がるでしょう。
一方、部屋の一画で作業すると、人によっては家族の気配や視線が気になることがデメリットになります。
そのため、どのような作業をしたいのか、部屋数に余裕はあるのかなどの要素を総合して、より自分に合う方法で書斎を作ると良いでしょう。
機能的でおしゃれな書斎レイアウトにするポイント
書斎のレイアウトを機能的でおしゃれにするためには、いくつかのポイントがあります。
ここでは、特に代表的な3つのポイントについて、それぞれの詳細を確認していきましょう。
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ポイント① ライフスタイルの変化を考慮する
書斎のレイアウトを考える際は、先々のライフスタイルの変化を考慮しましょう。
たとえば、小さな子どもがいる家庭の場合、将来的には子どもの自室を用意する必要が出てきます。その際、まるまる1室を使うのであれば、子ども部屋にレイアウト変更しやすいよう、可動式の家具などを採用すると良いでしょう。
また、部屋の一画をミニ書斎にする場合は、よりライフスタイルの変化に対応しやすいので、不安な場合はまずミニ書斎から始めてみるのもおすすめです。
ポイント② 目的に合わせたデスクサイズを選ぶ
書斎を作る際、デスクは必須家具の1つですが、目的に合わせてサイズを選ぶことが重要です。
たとえば、テレワーク用にノートPCを置く程度であれば、小型のデスクでも問題ありません。しかし、本棚を併置して調べものをしたり、書き物とPC作業を同時にしたりする場合は、少し余裕のあるデスクを選ぶと安心です。
一般的に、机上でストレスなく作業するためには、最低幅60cm、奥行き40cm程度が必要だといわれています。
そのため、デスクのサイズ選びで迷った際は、この数値を基準にして、目的に合わせて絞り込んでいくと良いでしょう。
ポイント③ 収納家具を設置する
使い勝手の良い書斎を目指すのであれば、収納家具の設置も重要なポイントになります。
仕事で使うにしても、趣味で使うにしても、書斎は何かと物が多くなりやすい空間です。そのため、本棚や書類棚などを設置して、ワークスペースが乱雑にならないように工夫する必要があります。
特におすすめなのは、大容量の収納力を誇る壁面本棚です。薄型のものであれば、ミニ書斎の間仕切り代わりとしても使えます。
また、空間に余裕がなく収納家具の設置が難しい場合は、デスクと本棚が一体になった製品などを選ぶと、省スペースでも快適な空間に仕上がります。
【男性向け】男の隠れ家的なおしゃれな書斎の作り方
ここでは、男性の方に向け、男の隠れ家的なおしゃれな書斎の作り方をご紹介します。
一般的に、男性は女性よりもコレクション欲が強いといわれているので、書斎を作る際は、コレクションを整然と並べられるスペースがあると良いでしょう。
また、多くの男性は物へのこだわりが強いので、デスクや椅子、収納棚などを購入する際は、妥協せずに気に入ったものを選ぶのがおすすめです。
それに加えて、お気に入りのアイテムで満たされた空間をより魅力的にするには、照明にもこだわりましょう。
仕事をするとき用の通常の明るい照明に加え、リラックスするとき用の間接照明も用意しておくと、いつまでも居たい理想的な隠れ家に仕上がります。
【女性向け】おしゃれで気分が上がる書斎の作り方
ここでは、女性にとっておしゃれで気分が上がる、理想的な書斎の作り方をご紹介します。
女性の場合、書斎を仕事用だけでなく、ファッションやメイク用の空間として使うことも多いです。そのため、細々したコスメ品などを収納できるよう、小分けになった収納棚などを活用すると良いでしょう。
また、女性は男性よりも空間の統一感を重視する傾向にあるので、インテリアなどのテイストには気を配るのがおすすめです。
たとえば、ナチュラルテイストやモダン、北欧などと色々なテイストがありますが、迷った場合は天然木でできた家具を選ぶと、幅広いテイストにマッチします。
書斎の広さ別のおすすめレイアウト
ここでは、1畳2畳3畳、そして4畳以上と、広さ別に書斎のおすすめレイアウトをご紹介します。
これから書斎のレイアウトを考える方は、ぜひ参考になさってください。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_606/
1畳の書斎レイアウト
1畳で書斎を作る際は、最低限必要なデスクと椅子を中心としたレイアウトになります。
1畳と聞くと非常に狭く感じられるかもしれませんが、幅約182cm、奥行き約91cmのスペースがあるので、コンパクトサイズのデスクであれば問題なく設置可能です。
また、用途に応じて机下空間などを利用してプリンターなどを置けば、さらに使い勝手の良い空間に仕上げられるでしょう。
2畳の書斎レイアウト
2畳の空間があれば、デスクと椅子に加えて、書斎に薄型本棚などの収納家具を設置することが可能です。
2畳はメートル法に換算すると幅と奥行きがそれぞれ約191cmになります。そのため、少し大型のデスクを置いて広々したワークスペースにしたり、収納にスペースを割いたりなど、ニーズに合わせて応用できるでしょう。
3畳の書斎レイアウト
3畳の広さを確保できれば、仕事と趣味の空間を両立させる書斎も実現できるでしょう。
3畳はメートル法に換算すると、幅286cm、奥行き191cmに相当します。そのため、ある程度大型のデスクを置いても空間に余裕があり、たとえば楽器を置いたり、奥行きの深い収納棚を置いたりできるでしょう。
4畳以上の書斎レイアウト
4畳以上の空間があれば、自室といって遜色ない、多用途に使える書斎が実現します。
一般的に、1人暮らしに必要な最小の広さは6畳ほどといわれています。そこにはキッチンなどの設備も含まれるため、書斎だけに4畳使えるとなると、相当文化レベルの高いスペースに仕上がります。
たとえば、デスクと椅子に加え、疲れたときにリラックスするためのソファーを置いたり、テレビモニターを置いたりしても良いでしょう。
ただし、あまりに物を充実させ過ぎると、仕事や趣味などの作業の目的がブレることもあるので注意が必要です。
何のために書斎を作りたいのかを見つめ直し、後悔のないレイアウトを考えましょう。
書斎のおしゃれな事例10選
最後に、自宅におしゃれな書斎を実現させている実例を10種類ご紹介します。
どれもアイデアに溢れる実例ばかりなので、これから書斎づくりを始める方は、ぜひ参考になさってください。
書斎のおしゃれな事例①
こちらの事例では、マンションのリビングに続く個室にマルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を設置し、コンパクトながら使いやすい書斎に仕上げています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_708/
本棚前面のカウンター部分の奥行きが、部屋の引き戸の引き込み部分の長さと揃っています。そのため、引き戸を開けてもレイアウトが崩れず、おしゃれで使い勝手の良い空間になっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_708/
書斎のおしゃれな事例②
こちらの事例では、マンションの寝室にマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」「Shelf ロータイプ本棚 移動式」を設置し、寝室と書斎を兼ねた空間に仕上げています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_779/
ロータイプ本棚の底面には、移動できるようにキャスターが備わっています。
普段は書斎とベッドの空間を分ける間仕切りとして使われていますが、必要に応じて簡単に移動できるので、ライフスタイルの変化にも対応が可能です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_779/
書斎のおしゃれな事例③
こちらの事例では、マンションで書斎として使用している部屋に、マルゲリータの「Shelf 壁一面のA5本棚 奥行180mm」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_736/
本棚の全面にはコミック本、しかも全集ものが揃えられています。
本棚がグリッド状のデザインなので、各グリッドに作品ごとにコミック本を並べることで、壮観な見栄えになっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_736/
書斎のおしゃれな事例④
こちらの事例では、マンションのリビングに繋がる空間にマルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を置き、夫婦で使う書斎としています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_782/
壁面本棚には開口部を2箇所設け、そこにモニターとノートPCを配置することで、快適なワークスペースが実現しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_782/
書斎のおしゃれな事例⑤
こちらの事例では、マンションのリビングに面して可動間仕切りで仕切られた空間に、マルゲリータの「Shelf デスク付き本棚」を設置して書斎にしています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_668/
また、デスク付き本棚の高さに合わせて、同じくマルゲリータの「Storage Cart キャスター付き収納」と「Storage Cart キャスター付き収納 ミドルタイプ」も設置しています。
コンパクトな空間ながら、机下空間を上手く活かした、使い勝手の良い書斎に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_668/
書斎のおしゃれな事例⑥
こちらの事例では、マンションで書斎として使っている部屋の壁一面に、マルゲリータの「Shelf 壁一面のA5判本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_695/
本棚には、コミック全巻セットが整然と並べられ、実用性はもちろん、おしゃれなインテリアとしても空間を彩ります。
本棚の上部は敢えて空間を空けることで、部屋に圧迫感が生まれないように工夫されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_695/
書斎のおしゃれな事例⑦
こちらの事例では、夫婦で書斎として使っているマンションの一室に、マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_684/
道路斜線を受けて、天井の一部が傾斜角で切り取られているため、それに合わせて最上段の1コマを割愛調整しています。
その結果、まるで造作家具かのように部屋に馴染み、落ち着く空間に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_684/
書斎のおしゃれな事例⑧
こちらの事例では、マンションの半地下の部屋にマルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置し、居心地の良い書斎空間に仕上げています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_776/
リモートワーク用に使う書斎としてだけでなく、お子様が使うためのハンモックも設置し、家族全員が過ごせる共有スペースにも活用されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_776/
書斎のおしゃれな事例⑨
こちらの事例では、ご夫婦で使用する書斎専用の一室にマルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_793/
本棚の中間あたりに1列の共有列を挟むことで、それぞれのエリアが二分割され、お互いの仕事に集中しやすい空間に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_793/
書斎のおしゃれな事例⑩
こちらの事例では、書斎を兼ねたマンションの寝室の壁一面に、マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_644/
本棚の2段目の棚板に合わせてダイニングテーブルを配することで、十分なワークスペースが確保され、余裕のあるビジネス環境が実現されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_644/
まとめ
今回は、おしゃれな書斎をテーマに、書斎づくりのポイントやおすすめレイアウト、おしゃれな事例などを詳しくご紹介してきました。
書斎は、たとえ空間が狭くても、独立した個室が用意できなくても、アイデア次第で誰にでも実現可能な空間です。
今回ご紹介したことを参考に、ご自宅に理想的な書斎を作成し、充実した仕事や趣味の時間を送りましょう。
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