テレビの周りにいつもモノが散らかっていて、見栄えが悪く使いづらいと思ったことはありませんか。テレビ台の収納力を上手に活用すれば、使いやすくスッキリとしたお部屋を実現できます。
今回は収納家具専門ブランドのプロが、テレビ台の収納アイデアを詳しく解説します。収納力に優れたおすすめのテレビ台もあわせてご紹介しているので、是非最後までお読みいただき、理想のテレビ台選びの参考にしてくださいね。
Contents
テレビ台のまわりが散らかる原因
テレビの周りにはAV機器やゲーム機など、さまざまなモノが集約しがちです。また、テレビは家族団らんの場所のため、日用品や書籍、子どものおもちゃや学用品など家族のモノが知らず知らずのうちに集まってしまうのが散らかる原因です。
テレビ台を使いやすくする収納アイデアとは
収納力に優れたテレビ台であっても、あれもこれも…と無秩序に放り込んでは、せっかくの収納力も台無しです。ここではテレビ台の収納力を最大限に活用するための4つのポイントをご紹介します。
収納アイデア① 収納するものを厳選する
収納の基本ルールは、「使う場所の近くに入れること」です。
いままでテレビ台に収納していたものをすべて取り出して、改めて収納するものを厳選するとスッキリ収納が目指せます。具体的には、テレビと接続して使うAV機器やゲーム機、リモコンなどを優先してテレビ台に収めます。次に、DVDディスクやゲームソフト、家族全員が毎日使う日用品を収納しましょう。
収納アイデア② ジャンルごとに仕分ける
ついつい雑多に収納しがちなこまごまとしたものは、ジャンルごとにケースやボックスなどにまとめてテレビ台に収納しましょう。綿棒や爪切りなどの衛生用品はここ、絆創膏や薬などの救急用品はここ…といったように、ジャンルごとにまとめておけば必要なものを探す手間が省けます。
収納アイデア③ ゴールデンゾーンを決める
使用頻度が高いものは、手を伸ばせばすぐに出し入れできる場所、通称「ゴールデンゾーン」に収納するのが鉄則です。とくに、収納が多い壁面タイプのテレビ台は「ゴールデンゾーン」を意識して収納位置を決めるとより使いやすくなりますね。
ゴールデンゾーンは身長によって使いやすいと感じる位置が異なるので、大人とお子様、それぞれのゴールデンゾーンを決めて、使用頻度の高いものを収納するといいでしょう。
収納アイデア④ ラベリングする
モノが散らかる最大の原因は、収納位置が明確化されていないから。収納アイテムごとにラベリングすることで、モノの収納位置が誰でも一目で分かります。ラベリングすることでモノが多くても収納位置が固定され、使ったあと元の位置に戻しやすくなります。
テレビ台を選ぶときの大切なポイント4つ
テレビ台を購入するなら、長く愛用できる1台を選びたいものですよね。ここでは、テレビ台を選ぶときに大切な4つのポイントを詳しく解説します。
①テレビ周りがスッキリする「収納力」の高いものを選ぶ
テレビは家族が集まる中心的な場所にあるため、テレビ台の収納力が高いほど周りをスッキリと保つことができます。収納に余裕のあるサイズのテレビ台を選択することで、今後ご家族が増えたり、それに伴いものが増えたりしても末永く使用できます。
②少し目線が下がる「高さ」のものを選ぶ
テレビ台の高さは「テレビ画面の中心を見たとき、目線がやや下向きになる高さ」が理想的です。人間の目線は、正面を見たときに10~15度ほど下を見ている状態が自然。よって、少し見下ろす高さにテレビ画面を設置できるテレビ台を選択することで、目や体への負担が軽減されます。
<テレビ視聴の姿勢による理想のテレビ台の高さ>
- 床に座ってテレビを見ることが多い→テレビ台の高さ40cm以下
- ソファに座ってテレビを見ることが多い→テレビ台の高さ40cm~60cm
- 椅子に座ってテレビを見ることが多い→テレビ台の高さ60cm以上
③ 理想の配置バランスが「三角形」になるものを選ぶ
テレビ台の横幅はテレビの上辺中央と、テレビ台の下辺両端を結ぶと正三角形になるサイズがベスト。テレビとテレビ台が正三角形に結ばれる配置になることで、非常に安定感があります。
正三角形をイメージしづらい場合は、テレビの横幅+60cmを目安にしましょう。テレビ台中央にテレビを置くと、両サイドに30cm程度余裕があるサイズはバランスよく安全です。
④ 部屋の雰囲気を演出する「デザイン性」のあるものを選ぶ
テレビ台にはオープンタイプ、扉付きタイプ、引き出しタイプの大きく3タイプのデザインがあります。テレビを見るたびにテレビ台も視界に入り込むため、お部屋の雰囲気にマッチしたデザインを選ぶことが大切です。
・オープンタイプ
扉や背板のないオープンタイプは、テレビやAV機器と一緒に本やオブジェをディスプレイして楽しめるのが魅力。インナーボックスや引き出し収納を追加できるものなら、「飾る」「隠す」を両立できます。インテリア性の高いテレビ台として、お気に入りのものに囲まれた暮らしを叶えられるでしょう。
・扉付きタイプ
扉付きタイプは、扉を閉めるだけで生活感を目隠しできます。木製扉やガラス扉など素材のバリエーションも豊富で、好みのデザインやインテリアテイストに合わせて幅広いラインナップから選択可能。
・引き出しタイプ
引き出しタイプは奥のモノを取り出しやすく、どこに何を収めてあるのか一目で確認できます。引き出しごとに収納エリアが独立しているため、ジャンルごとに分けて収納可能。とくに、細かな整理整頓が苦手な方にとって、非常に使い勝手がよいでしょう。
おすすめテレビ台 タイプ別3選
収納力に優れる、おすすめのテレビ台をご紹介します。壁面タイプ、ローボードタイプ、コーナータイプの3タイプをそれぞれピックアップしているので、テレビ台選びの参考にしてくださいね。
【おすすめテレビ台①】壁面タイプ(ハイボードタイプ)
開口部のある本棚をテレビ台として「Shelf(シェルフ)」
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
壁面本棚のShelf(シェルフ)はサイズオーダーに対応し、床から天井ギリギリまで大容量の収納を備えたおしゃれなテレビ台を実現できます。1コマあたりサイズは幅32.5cm、奥行35cm、高さ32.5cmとゆとりがあり、高さのあるゲーム機やアナログレコード、書類や画集などもたっぷり収められます。
テレビのサイズに合わせて開口部を設けられるため、置き型テレビはもちろん壁掛けテレビにも対応可能。開口部には補強梁が渡されているため強度に優れ、真上の棚にも気兼ねなく大型書籍などを収納できます。
また、専用カセットが豊富に用意されているのもShelfならではの魅力。必要に応じてファイルボックスや整理ボックス、引き出しなどをプラスすれば、より一層収納のバリエーションが広がります。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_491/
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_491/
商品名 | 壁一面の本棚「Shelf(シェルフ)」 |
価格 | 95,800円~217,800円(税込) |
サイズ | 最大幅240cm×奥行35cm×最大高さ240cm |
素材 | シナ材 |
【おすすめテレビ台②】ローボードタイプ
和室にも設置しやすい絶妙な高さ「マスターウォール シャドーAVボード」
出典:マスターウォール楽天公式サイト https://item.rakuten.co.jp/h-conetshop/sdav20038/
良質なブラックウォールナット無垢材を使用し、経年変化を堪能できる稀有なテレビ台です。ブラックガラスの扉内には、AV機器やゲーム機を複数台収納できます。
高さ30cmと低く、床座生活が中心となる和室にもおすすめ。座椅子やローソファとも相性がよく、くつろいだ姿勢でゆったりテレビを鑑賞できます。
出典:マスターウォール楽天公式サイト https://item.rakuten.co.jp/h-conetshop/sdav20038/
商品名 | マスターウォール シャドーAVボード |
価格 | 220,000円(税込) |
サイズ | 幅200cm×奥行38cm×高さ30cm |
素材 | ウォールナット |
【おすすめテレビ台③】コーナータイプ
スペースを効率よく使いながら自由にテレビを設置できる「カリモク テレビボード1821幅」
出典:カリモク楽天公式サイト https://item.rakuten.co.jp/mukustyle/17nk-63/
お部屋のコーナー部分を収納として活用できる、便利なテレビ台です。テレビを斜めにも正面にも置くことができるので、間取りに合わせて柔軟に対応可能。複数のユニットを組み合わせて設置するため収納力にも優れ、限られたスペースを効率よく使用できます。
扉内にはAV機器を設置できる棚と、引き出し収納の両方を配置し使い勝手も抜群。テレビ台兼リビング収納として大活躍します。
出典:カリモク楽天公式サイト https://item.rakuten.co.jp/mukustyle/17nk-63/
商品名 | カリモク テレビボード1821幅 |
価格 | 259,600円 |
サイズ | 幅182.1cm×奥行60.8cm×高さ46cm |
素材 | オーク材 |
【実例紹介】優れた収納スペースを実現しているテレビ台の実例5選
ここでは、優れた収納力を発揮しているテレビ台の実例として、おすすめでもご紹介した壁面タイプのテレビ台「Shelf(シェルフ)」を導入されたご家庭の実例を5例ご紹介します。
【テレビ台 実例①】壁一面をカスタマイズされたリビングボードに
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_486/
床から天井までリビングの壁一面をフル活用し、壁面収納のお手本のような秀麗な収納を実現されています。お手持ちのテレビのサイズに合わせて開口部を設けられるため、大型テレビにも対応可能。まるで造り付け家具のような、美しい仕上がりです。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_486/
ご主人の自転車を置くスペースだけを残し、壁面は全て本棚に。大型テレビや書籍等、全てがコンパクトに収納されている様子です。キッチンカウンターからそのリビングボードを通して綺麗な外の風景に繋がります。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_486/
Shelfは奥行きが深いため、本のサイズによってはスペースが余ることも。奥行きを活かせるオプション「本棚の中の棚」を組み合わせることで、書籍を雛壇状に収納できます。大量の書籍を収納しても整然と美しく、内部スペースを余すことなく活用していただけます。
【実例使用の商品はこちら】
開口部のある本棚 Shelf(シェルフ)
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
【テレビ台 実例②】リビングの壁一面をリビングボードに「Shelf(シェルフ)」
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_445/
天井の梁に合わせてぴったりサイズで仕上げた、壁一面のテレビ台兼リビングボードです。中央にテレビを設置する開口部を設け、テレビ台・リビングボード・本棚の機能を一カ所に集約。大型テレビがスッキリと収まると同時に、大容量のリビング収納も実現します。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_445/
Shelf専用の引き出しカセットを追加すれば、リビング周りのこまごまとしたものの整理整頓に便利。収納スペースを余すところなく使えて、カセットの並べ方次第ではインテリア性がアップしておしゃれな隠す収納を演出できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_445/
また、左端にはShelf専用オプションのデスクをプラス。同素材で仕上げるため統一感があり、リビングの一角に快適なワークスペースを確保できます。仕事に必要な書類や書籍は、手を伸ばせばすぐ届く位置に収納可能。必要なモノを探す手間を省くことで、仕事の効率もアップします。
【実例使用の商品はこちら】
開口部のある本棚 Shelf(シェルフ)
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
【テレビ台 実例③】テレビ台を兼ねたリビングボード
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_348/
都内の閑静な住宅街の戸建て住宅です。こちらの寝室と二間続きのお部屋の一面にリビングボードを兼ねたテレビ台を設置した実例です。寝室からテレビを真正面で視聴できます。
こちらのお部屋の高い位置にある小窓からの採光です。テラス窓と小窓の二面からの採光を活かしたいということで、背板のない「Shelf 開口部のある本棚」をお選びいただきました。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_348/
Shelfであれば、ご覧のように背板がないので小窓からの採光を遮りません。しかも採光をいかしたままで、これだけの大容量の収納を実現できるのは、まさに壁面タイプのテレビ台、Shelfならではといえると思います。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_572/
また、大容量の収納スペースでありながらも、主張ないデザインで周囲になじんでいる点も特筆すべきポイントでしょう。天然木の自然な風合いを活かしたシンプルなデザインは、寝室に隣接したチルな空間に馴染んでいることが写真からもおわかりいただけると思います。
【実例使用の商品はこちら】
開口部のある本棚 Shelf(シェルフ)
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
【テレビ台 実例④】戸建て住宅のリビングの壁面に
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_572/
こちらは神奈川県で戸建てにお住まいの方の事例です。マルゲリータの「Shelf 壁一面の本棚 奥行350 ロータイプ」を大型テレビの台として利用して、並列で「Shelf 開口部のある本棚」を設置するというレイアウトです。
収容スタイルが異なる家具の組み合わせでありながらも、シンプルなデザインのおしゃれ感を演出できるのはShelfシリーズならではでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_339/
マルゲリータには、壁面タイプだけでなく、ご覧のようなロータイプの収納もあります。縦1〜3コマ、横5or7コマの種類からサイズを選べます。リビングボードとしてテレビを設置することはもちろん、本棚の両面の木口が仕上がっているので、パーティションとして両側からお使いいただけることも可能です。
【テレビ台 実例⑤】リビングを夫婦の書斎に
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_339/
新宿区にあるマンションにお住まいのご夫婦実例です。「Shelf カウンター付き本棚」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を2台並べることで、お仕事も遊びも捗るリビングダイニングになっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_339/
本棚を核に部屋の収納はすべてそこにコンパクトに集約されているため広がりのあるインテリアになっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_339/
ロータイプの本棚はそのままテレビ台として、反対側にあるソファーとローテーブルをはさんで対になります。
【実例使用の商品はこちら】
Shelf カウンター付き本棚
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-counter_index.html
壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-low_index.html
まとめ
テレビ台の収納力を効率よく活かすためには、モノごとにジャンル分けし、それぞれの収納位置をラベリングして明確化しましょう。モノの定位置を決めることで出し入れしやすくなり、テレビ周りをスッキリ整理整頓できます。
また、テレビ周りのスッキリ収納を実現したいのでしたら。テレビ台は壁面タイプのように収納力に優れるものがおすすめです。大容量のテレビ台ならAV機器やゲーム機はもちろん、日用品や書籍、子どものおもちゃや学習用品まですべて収納できます。
サイズオーダーに対応するマルゲリータShelfは、テレビの開口部を設けることで置き型テレビにも壁掛けテレビにも対応可能。テレビ台兼リビング収納として、造り付け家具のような美しい仕上りを叶えられます。
テレビ台の収納アイデアを詳しく解説するとともに、収納力に優れるおすすめのテレビ台を厳選してご紹介しました。ぜひ、長く愛用できるテレビ台選びの参考にしてください。
SERIES04
本棚にテレビを入れる
このシリーズではマルゲリータの本棚をテレビ台として利用するメリットや実際のご利用事例を詳しくご紹介していきます。